【顔まわりがガッシリ】頬のエラ張りの3つの原因と解消法

【顔まわりがガッシリ】頬のエラ張りの3つの原因と解消法
ダイエットしても顔まわりがすっきりしない、顔が大きい気がする、などいわゆる「エラ張り」でお悩みの方へ。もともと生まれつきこういう骨格だから、と諦めないで。エラ張りの原因を知って、自宅でも簡単にできる解消法を考えていきましょう。

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頬のエラ張りの原因って何?

1.骨格

耳の下、顎の付け根あたりを一般的に「エラ」と呼んでいます。下顎骨という骨の下顎角という部分によって形成されているため、やはりもともとの骨の形の問題は切り離すことができないでしょう。

ちなみに日本人はもともと遺伝的にエラの張った骨格をしていたようです。また、顎関節症などで関節に歪みが生じている場合もそこに余分な脂肪がついたりむくみやすくなるため膨張して見えることがあります。

2.筋肉の発達

しかしエラ張りの原因はそれだけではないのがほとんどです。顔には全体的に何層も筋肉が張り巡らされており、それを動かすことで様々な動きや表情を作り出しています。

その中でも耳の内側から顎にかけて「咬筋」という強靭な筋肉があり、これが先ほどの下顎骨に被さっているためさらに大きく見えるのです。咬筋はその名の通り、食べ物を「噛む」際に使われています。

また、無意識のうちに食いしばったり歯ぎしりをしている人もこの咬筋が硬く緊張しやすいので注意が必要です。

3.むくみ

耳の周辺にはリンパが流れており、顔まわりの老廃物や水分を流すのに大切な働きをしています。このリンパの流れが悪くなり代謝が下がると、顔のむくみとして現れるようになります。これも輪郭をぼんやりさせている原因のひとつかもしれません。

【顔まわりがガッシリ】頬のエラ張りの3つの原因と解消法

頬のエラ張りの解消法

1.顎関節の歪みをとるストレッチ

まずは常に緊張しがちな顎関節をバランスよく動かして関節の柔軟性を高めましょう。まずは無理のない程度に大きく口を開け、そのまま15秒キープします。次に口を開いた状態で下顎を突き出すようにして15秒キープ、その後は下顎を引いて15秒、最後に口を閉じて右と左に下顎をスライドさせて同様に15秒ずつそのまま保持します。力の入り方に左右差がないか、鏡を正面から見ながら行うと良いでしょう。

2.咬筋をほぐすマッサージ

咬筋も筋肉の一部ですので使えば使うほど硬くなり、いわゆる「凝った」状態になります。口を開けたり閉めたりしながら耳の内側に手を触れると咬筋の位置がわかるので、指の腹でくるくると円を描くようにマッサージしていきます。この時、力を入れすぎたり刺激が強いとさらに筋肉が緊張して逆効果になってしまうので、気持ちいいと感じる程度の力加減で行いましょう。

3.リンパを流すマッサージ

まずはリンパの流れる道を確保するために、首筋からマッサージしていきましょう。耳の下あたりに手の平を添えて、鎖骨の位置までさすりながら下ろしていきます。これを数回やっていると首元が軽くなるのを感じるはずです。次に鎖骨の上のくぼみの部分も左右にさすります。こうして大きなリンパの道が確保できたら、顔のリンパマッサージをしていきましょう。

まずはおでこの中央に両手の指先を当て、左右に向かって軽く圧迫しながら移動させます。こめかみ部分まできたら、方向を変えて耳の内側を通り、耳の下まで移動させます。顔に溜まっている老廃物を取り除くイメージで行ってください。エラ部分は特に念入りに流しましょう。

4.ツボ

ストレッチやマッサージは、なかなか外出先ではできない…そんなときは手軽なツボ押しがおすすめです。ちょっとエラまわりの輪郭がむくんでいるな、と思った時に人に気付かれずにケアすることができます。

頬車(きょうしゃ)は、奥歯を噛み締めた時に盛り上がる部分にあり、たるみやむくみなどに効果がある場所です。力を入れすぎず、気持ちのいい程度に指先でゆっくり押してください。左右同時に行うと、どちらの咬筋が特に緊張しているかがわかりやすいです。

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頬のエラ張りを防ぐために気を付けること

まずは、知らず知らずのうちに日常生活の中でやってしまいがちなことをきちんと把握することが大切です。

歯ぎしり、食いしばり

本人はまったく無意識なことがあります。歯医者さんで歯の噛み合わせがギザギザしていると指摘されたりしたことはありませんか?歯ぎしりや食いしばりをすると、常に咬筋に力が入っている状態になり、筋肉が緊張し隆起して見えることがあるので気を付けましょう。

奥歯の使いすぎ

硬い食感のものを奥歯でよく噛むと、その分咬筋を使うので筋肉が発達してしまいます。食べ物をよく噛む習慣はとても良いことなのですが、エラ張りを防ぐという意味では、奥歯をあまり使わないで前の方の歯を積極的に使うという意識も必要かもしれません。

姿勢良く

頬の輪郭のことばかりを気にしていると、髪で輪郭を隠したり相手の顔を見れなくなったりしてどうしても下を向きがちです。すると何となく暗い雰囲気になってしまい本当のあなたの魅力も半減してしまいます。本人の悩みに比べて、意外と他人はそこまで細かく観察していないものです。姿勢良く前を向き、顔を隠さないで表情豊かに話したほうがずっと魅力的ですよね。

【顔まわりがガッシリ】頬のエラ張りの3つの原因と解消法

頬のエラ張りをカバーする髪型

女性ならばヘアスタイルで印象を変えることができるのでこれを利用しない手はありませんね。
エラ張りを目立たなくするおすすめの髪型は、やはりエラ部分をふわっとカバーしてくれるスタイルです。サイドの髪を耳にかけずに、フェイスラインにかかるようなスタイルが良いでしょう。誰にでも挑戦しやすいのは長めのボブかミディアムヘアです。

頭頂部にボリュームを出し、前髪を作らないスタイルならさらに顔が縦長の印象に仕上がります。さらに、柔らかなカーブを描くパーマを組み合わせれば、ガッシリしがちな印象も和らぎ、動きのある優しい雰囲気になります。女性誌のヘアカタログなどでも「ベース型」という顔型の名前で分類されていることが多いので、ぜひ参考にしてご自分に合ったヘアスタイルを見つけてくださいね。

顔が大きく見えてしまうのがお悩みの顔のエラ張り。骨格以外にも身近な原因が隠れていることがわかりました。ちょっとした生活習慣で緊張してしまう咬筋をきちんとリラックスさせて、すっきりした輪郭に近づきましょう。マッサージやツボ押しは、エラ張りだけではなくむくみ解消や血行促進にもつながるので、習慣としてこまめにケアしたいものですね。

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