ふと鏡を見ると疲れているように見える、目の下がたるんでいる。そんな時は誰にだってありますよね?
目の下がたるんでいると老けて見えます。目元は見た目年齢に大きく関わる箇所なので、目の下のたるみは是非とも解消したい部分ですよね。
目の下のたるみにはマッサージやスキンケアが大切です。こまめに続けて、すっきりとした印象の目元を取り戻しましょう。
今回は、目の下のたるみができる原因と対策方法を紹介します。
目の下にたるみができる原因
目の下のたるみは、加齢による皮膚のたるみや目の下に脂肪がつくことで起こります。
老化によるたるみ
年齢を重ねると目の周りにある筋肉が衰えやすくなります。筋肉が衰えると周辺の皮膚が下がり、たるみ始めます。他の部分に比べて目の周りは皮膚が薄く、少したるんだだけでもすぐに分かってしまいます。
また、コラーゲンやエラスチンが劣化して肌のハリを失うことも原因の一つです。皮膚の弾力が低下してたるみが生じます。
目の下の脂肪
目の下にある眼窩脂肪が膨らみ、その周辺がたるみやすくなります。
脂肪の膨らみとたるみが両方起きるので、周りの部分が影になって暗く見え、疲れた印象になってしまいます。
眼窩脂肪の膨らみは、目の下のクマの原因にもなります。
まばたきの回数
まばたきの回数が少ないと目の周りの筋肉が衰え、目の下のたるみが生じやすくなります。
長時間パソコンやスマートフォンを集中してみる人は、まばたきが少なくなりがちです。こまめに休憩を取り、目を休めましょう。
紫外線
紫外線を浴び続けると、コラーゲンを作り出す繊維芽細胞がダメージを受け、肌のハリを失う原因になります。
紫外線は年中降り注いでいるので、紫外線対策をしなかった年数が長いほど、年齢を重ねてからたるみが生じやすくなります。
目の下のたるみに効くエクササイズやマッサージ
目の下のたるみには、エクササイズやマッサージが有効です。衰えた筋肉を鍛えてたるみを解消します。どちらも丁寧にに行うことが大切ですよ。
眼輪筋を鍛えるエクササイズ
1.椅子に座り上を向きます
2.光が眩しいときのように、下まぶたを上まぶたに近づけます
3.5秒間維持します
4.20回ほど繰り返します
やってみると分かりますが、初めのうちは目の下がプルプルと震えます。この部分が鍛えられているのです。
目の周りにある眼輪筋という筋肉を鍛えて、たるみやシワを解消します。
ツボ押しマッサージ
目の下にある骨の上部に「承泣」(しょうきゅう)というツボがあります。
目の下のたるみに効果があり、眼精疲労や目の充血も改善するツボです。
承泣は目を閉じた時の、目の中心からまっすぐに下ろしたところにあります。ちょうど目の中心の下にあるくぼみです。
指一本を使い、少し痛いくらいの力で「ぐっ」と押しましょう。
目の下のたるみに効くスキンケアとスキンケアコスメ
目の下のたるみを改善するには、適切なスキンケアとコスメ選びも大切です。
コラーゲン生成を助けるコスメ
目の下のたるみは、肌のハリ不足です。体内でコラーゲンの生成を助ける成分が含まれた化粧品を使いましょう。
コラーゲン生成を助けるのは
・ビタミンC誘導体
・レチノール
・ナイアシン
などが主流です。
ビタミンC誘導体はコラーゲン生成を助けると同時に美白効果もあるので一石二鳥です。
レチノールは人によっては肌に刺激を感じることがあります。敏感肌の人はマイルドな使用感のナイアシンが良いでしょう。
セラミドを含むコスメ
セラミドは細胞と細胞の間で水分や油分を保っている成分です。セラミドが不足すると肌にシワやシミが発生しやすくなります。
セラミドは目元だけではなく、身体全体のうるおいにも影響します。
セラミドを含む化粧水や美容液を使用することで、乾燥によるたるみを防ぐことができます。また、体にもともとあるものですから、肌への刺激が少ないのも特徴です。
イオン導入器
エステサロンでよく見る「イオン導入」も目の下のたるみに効力を発揮します。
近年ではイオン導入機能のある美顔器が販売されており、家の中でもイオン導入が可能になりました。
イオン導入器を使用すると、普段使っている化粧水の浸透力が格段に高まります。美顔器の使用にはジェルやクリームなどを塗っておく必要があります。
スキンケア前のピーリング
目の下のたるみに有効なコスメを使用する際には、事前にピーリングを行うと効果が高まります。
不要な角質を落として肌の代謝を高め、コラーゲンを生成する繊維芽細胞の活動を促します。たるみの解消には肌のハリを取り戻すことが必要です。繊維芽細胞を活発にしてコラーゲンの生成量を増やしましょう。
また不要な角質を取り去るので、化粧品の浸透力が高くなります。
ポロポロと落ちるタイプは肌の刺激になる場合があるので、敏感肌の人はクリームタイプやジェルタイプのピーリングが適しています。