まるでかかとが干ばつ状態。「ひび割れ」の原因と6つのケア

まるでかかとが干ばつ状態。「ひび割れ」の原因と6つのケア

乾燥する冬だけでなく、1年中がっさがさのひび割れかかとに悩まされていませんか?かかとがひび割れを起こしてしまうと、買ったばかりの新品のストッキングも台無しに。体の中でどうしてかかとだけがひび割れを起こしてしまうのか、どうやったらつるつるかかとに戻れるのか。そこで今回はひび割れかかとの原因、ケア方法についてご紹介いたします。

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かかとのひび割れの原因

ひび割れたがっさがさのかかとに悩んでいる女性は多いですよね。ひび割れはストッキングを伝線させて台無しにしてくれるだけではなく、ひどくなると歩くたびに痛みを感じるようにもなります。

かかとがひび割れる原因は2つです。

角質層が厚くなってしまっている

ひび割れの原因のひとつが、角質層の厚みです。角質層が厚くなっているところへ歩くなどして摩擦が加わることで角質層はどんどん固くなります。

そのためお肌のしなやかさが失われ、ひびが入るのです。

角質層を厚くしてしまう原因は乾燥です。

かかとには皮脂腺がないため、皮脂を出して自ら潤うことはできません。そのため保湿を怠ることで乾燥が進み、角質が蓄積されていくのです。

雑菌の繁殖

かかとのひび割れの原因が乾燥でなければ、雑菌の繁殖が考えられます。雑菌とは水虫の原因となる白癬菌です。

足は靴で蒸れ、汗や剥がれ落ちた角質のせいで雑菌が繁殖しやすいのです。自分の目で乾燥が原因か雑菌の繁殖が原因かを見極めるのは難しい場合もありますから注意が必要です。

見極める方法としては、乾燥する冬以外でもかかとの粉をふいたようなひび割れかゆみといった症状が見られたら雑菌を疑ってください。

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水虫との違い

水虫は中年以降の男性、いわゆるおじさんがかかるものというイメージはありませんか?実は水虫は老若男女誰でもかかる可能性がある皮膚病です。

水虫の原因菌となるのは白癬菌です。

水虫はかゆみから始まります。かゆみが進行すると小さな水ぶくれが足の裏と足の側面に出始めます。その後は蒸れてふやけることで皮が剥けはじめ、かゆみが増します。

このように乾燥からくるひび割れと水虫では症状に違いがあることがわかりますね。乾燥によるひび割れではかゆみがないのに対し、水虫によるひび割れではかゆみを生じます

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かかとのひび割れのケア

角質ケアをする

古い角質が蓄積するした状態ではいくら保湿ケアをしても保湿成分の効果が発揮されません。そのため、まずは古い角質を除去することから始めてください。

かかとケア用のやすりピーリング剤を使って取り除きます。ただしお肌への負担が大きいので頻繁なお手入れは逆効果です。1週間に1度程度にとどめましょう。

保湿する

クリームなどで保湿をする前に、顔同様に化粧水を使い、そのあとにクリームを使うと効果的です。ここで使用する保湿剤は顔用のものでかまいません。

おすすめは尿素が配合されたクリームです。

尿素は人間のお肌の角質や汗の中にも含まれている成分で、化粧品や医薬品などにも使用されています。尿素は保湿効果だけではなく、角質を溶かす作用があり、お肌を柔らかくします。

角質が厚くなっている状態での尿素クリームは効果的ですが、かかとのひび割れが改善されたら使用は控えましょう。

マッサージをする

保湿クリームをつけた状態でマッサージするとお肌を柔らかくできます。かかと部分を優しくマッサージし、指の付け根からかかとに向かいマッサージします。最後に親指と人差し指の付け根を指圧しましょう。

パックする

電子レンジで蒸しタオルを作り、かかと中心に巻き付けます。蒸しタオルが冷えてきたら外して保湿クリームをつけて今度はラップで巻きます。そのままでも良いですが、さらに上から靴下を履くと効果がアップします。15分ほどラップでパックをしたら外します。

靴下を履いて寝る

寝るとき専用の保湿靴下を履いて寝るのも、かかとのひび割れ改善に効果があります。普通の靴下でも良いですが、その場合は保湿をしっかりした後に履きましょう。履き口の締め付けがきついものは血行不良の原因になりますから、履き口が緩いものを履いてください。

皮膚科を受診する

雑菌によるかかとのひび割れは皮膚科を受診しましょう。塗り薬などを処方してもらえるので、しっかり治療してください。ただし、水虫は完治させることが難しいといわれていますから、長期的なコツコツとした治療が必要となります。

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角質層を厚くさせないポイント

かかとのケアと同時に行いたいのが、かかと角質が厚くなるのを予防することです。

家の中では素足で過ごすという方も多いと思いますが、素足のほうが歩行時の刺激を受けやすいので、季節に関係なく室内では靴下を履いて過ごしましょう。

また靴の選び方も重要なポイントです。

クッション性の高い靴を選べばかかとにかかる負担を減らすことができます。

かかとの雑菌の繁殖を予防するためには、清潔にすることが1番です。足はしっかりと洗い、1日履いた靴は風通しが良いところに置き、きちんと乾燥させましょう。

かかとを美しく保てるようにしっかりとケアしていきましょう。

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