鼻が詰まっていると頭がぼーっとしたりイライラしたり、集中力がなくなります。憂鬱な鼻づまりを自宅で治す方法をご紹介します。ぜひ実践してみてください。
鼻づまりの状態と原因
まず鼻づまりとはどんな状態なのか、その症状と原因について探ってみます。
鼻づまりの状態とは
鼻づまりは、片方または両方の鼻腔が通りにくくなっていて、鼻の奥の粘膜が腫れたり、鼻水が詰まった状態です。
鼻が詰まった状態では鼻呼吸をすることができず、口からの呼吸に頼ることになります。
主な鼻づまりの特徴
鼻づまりの特徴は鼻をかんでもすっきりせず、かみたりない感じがしたり、鼻で呼吸ができなかったりします。鼻呼吸ができず、鼻をかんでもすっきりしなければ鼻づまりと言えるでしょう。
鼻づまりになる原因
鼻づまりになる原因やきっかけは様々です。自分にあてはまるものがあればそれを改善することがポイントになります。
・急な温度差に対応できなかった
・風邪やウイルス性の病気で鼻の粘膜が腫れている
・元々鼻腔が狭い
・知らないうちに鼻腔にポリープができていた
主な原因は上記の通りですが、鼻づまりの原因は人それぞれですので、どんなときに鼻づまりになりやすいか、自分自身で意識して確認することが必要です。
道具を使って鼻づまりを治す方法
辛い鼻づまりを解消するための方法をご紹介します。まずは道具を使って治す方法です。
鼻を温める
鼻を温めることで血行をよくして、鼻呼吸をスムーズに促します。
濡れたタオルやおしぼりを電子レンジで1分加熱すればホットタオルができあがります。それを鼻にあてたり、カイロを利用するのも良いでしょう。
またマスクをすることで保温効果が期待できるので、こちらもおすすめです。
鼻を冷やしてみる
鼻の奥が炎症を起こしている場合は、冷やすと鼻づまりがよくなることがあります。
氷水で冷やしたハンカチやタオルを鼻にのせてみてください。すっきりと鼻が通ってくるかもしれません。
ペットボトルを使う方法
ペットボトルを挟んで鼻づまりを解消する方法です。右の脇にペットボトルを挟めば左の鼻が通り、左の脇に挟めば右の鼻が通るとされています。
脇の下に刺激を与えると鼻づまりが解消するというものですが、確かな根拠はありません。しかし効果があるとの声が多いため、一度は試してみる価値ありです。
鼻うがいする
鼻炎の人は鼻うがいをするのがおすすめ。生理食塩水を鼻から吸い込んで口から吐き出す方法です。
鼻をかむよりも、鼻の奥にある雑菌やアレルギーの元になる要因を取り除く効果が高く、毎日続けることで予防にもなります。
鼻腔を広げるテープを使う
いびき防止用に市販されている鼻腔を広げるテープを利用するのもひとつです。
鼻呼吸ができない状態の人はいびきをかきやすくなるので、鼻腔を広げることで鼻づまりを改善し、いびきもなくなる可能性があります。
鼻の下にワセリンを塗る
鼻の下にワセリンを塗っておくと、スーッとして鼻が通りやすくなると言われています。
ワセリンは保湿剤として使われるため、ベトベトしやすくテカリもあるので、塗って外に出るときは上からマスクを重ねるようにしましょう。
道具を使わずに鼻づまりを治す方法
道具やアイテムを何も使わずに鼻づまりを治す方法をご紹介します。覚えておけばすぐに実践できます。
横向きに寝るようにする
詰まっている方の鼻を上にして横向きに寝ると、鼻が自然と通るようになることがあります。いびきをよくかく人も横向きに寝ると改善しやすいと言われているので、ぜひ試してみてください。
ツボを刺激してみる
鼻の横のくぼみにある迎香というツボは鼻づまりや花粉症、血行促進の他むくみや頭痛などにも効くと言われています。
人差し指を迎香にのせて下から上へ向かって3秒間押し上げた後3秒間休みます。これを5セット繰り返すようにしてください。
お風呂に入って鼻を湿らす
お風呂に入ると鼻が出やすくなったことはありませんか。シャワーを使うことで鼻に自然とお湯が入って固まっていたものがゆるんだり、湯気の蒸気で鼻の奥が湿ったことにより、鼻が通りやすくなります。
鼻づまりに効く呼吸法を覚える
テレビで紹介された鼻づまりに効く呼吸法です。
鼻で息を吸ったら鼻をつまみます。そのままあごを胸につけて下に向け、5〜10秒お腹に力を入れます。あごを上げたら鼻から息を吐いて吸って、これを5回繰り返します。
この動きをすることで鼻の交感神経が刺激されて粘膜が縮み、鼻が通りやすくなります。
鼻づまりから考えられる病気
鼻づまりは病気ではないと過信してそのまま放置してしまうことがあります。長引いているようであれば病気の場合もあるため、病院を受診し、投薬などで改善しましょう。
1年中みられる花粉症
ここ最近症状を訴える人がとても多い花粉症。春だけではなく秋や冬など1年中症状が表れます。
花粉による鼻水や鼻づまりには、アレルギー薬など治療方法がいくつかありますので、早めに医師に相談するようにしましょう。
慢性になりやすい鼻炎
風邪をひいたときには咳や鼻水が出ますが、鼻炎の場合も似た症状が表れます。
風邪だと思っていたものの鼻炎だったというケースがよく見られます。鼻水がいつまでも止まらず、詰まった状態が続くのであればアレルギー性鼻炎などを疑ってみてください。
鼻づまりは早めに対処しよう
鼻づまりが慢性的に続いていると感覚がマヒしがちですが、鼻づまりによりイライラがつのったり、頭が働かない状態が続くと生活に支障をきたします。
また病気が潜んでいる場合もあるので、ご紹介した鼻づまりに効く方法を試してみても改善されない場合は、早めに受診するようにしてください。