「荏胡麻油」という油をご存知でしょうか?
シソから取れる油で、肌荒れや腸内環境の改善に効果がる美味しい油です。最近では美容と健康に良い油として注目されています。
特に、ものまねメイクで人気のざわちんが紹介して有名になりました。ざわちんは便秘やメイクの影響で、肌年齢が実年齢よりも高く肌荒れに悩んでいました。
そんなざわちんを美肌に導いたのが荏胡麻油です。1か月間の摂取で肌年齢は10歳若返り、体重は5kgも減りました。
荏胡麻油のパワーを取り入れて、体の中から美しくなりたいものですね。
今回は荏胡麻油の効果や摂り方を紹介します。
肌年齢が老化する理由
ざわちんはものまねメイクのプロです。そのため常日頃手の込んだメイクが不可欠。肌にはかなりの負担がかかっていました。
テレビ番組の企画で肌診断を行うと、実年齢が23歳なのに対して肌年齢は36.5歳でした。ニキビや吹き出物があり、色素沈着が多く見られました。
また、ざわちんは慢性的な便秘に悩んでおり、週に2回ほどしか便通がありませんでした。
便秘が続くと、腸内では便やガスが溜まり悪玉菌が増加してしまいます。悪玉菌や老廃物などの毒素が増加し、肌にも影響が出ていたのです。
このように、濃いメイクを繰り返したり便秘が続くと肌荒れが起きやすくなります。放っておくと、更なる体調不良のもとになるので早めに対処しましょう。
荏胡麻油(えごま油)とは?
えごま油はシソ科の植物「荏胡麻」の種から取れる油です。”シソ油”と呼ばれることもあります。
日本・中国・インドなどアジアでは古くから栽培されており、種子の約半分は油脂で占められています。
αリノレン酸を豊富に含み、健康に良いと着目されるようになりました。現在では健康食品店やスーパー、飲食店など幅広いお店で販売されています。
食品としては、抽出された油脂を加工してえごま油として使用します。その他インクや紙の防水にも使用されます。
えごま油の効果
えごま油は美容と健康に良い影響を与えます。中でも必須脂肪酸が豊富に含まれている点が注目されている理由です。
脂肪分解作用がある
えごま油は人間の体内では生成することのできない”必須脂肪酸”の「αリノレン酸」を豊富に含んでいます。
高血圧の予防・アレルギー諸症状の改善などの働きがあると言われ、増加傾向にある生活習慣病の予防に期待されています。
αリノレン酸は脂肪を分解するリパーゼという酵素の働きを助けるとともに、悪玉コレステロールの抑制効果があります。
えごま油はαリノレン酸の含有量が他の油と比べても圧倒的です。
脂肪の増加を抑制
えごま油にはポリフェノールであるロズマリン酸が含まれています。
ロズマリン酸は、炭水化物をブドウ糖に分解することを抑える働きがあります。炭水化物がブドウ糖に分解される際、ブドウ糖が余ると中性脂肪として体内に残ります。
ロズマリン酸は分解を抑えるため、中性脂肪の増加を抑制する力があります。
オメガ3で血液サラサラ
えごま油には”オメガ3”が含まれています。血液サラサラ効果、腸内の悪玉菌を排出する効果があり、腸内環境の改善に良い栄養素です。
便や老廃物の排出に加え、血行改善や代謝の向上が見込めます。
そのため、えごま油は便秘や血行不良による肌荒れに効力を発揮します。ざわちんの肌荒れ改善には、便秘が解消したことも大きかったのです。
認知症予防
認知症は脳の細胞が減少する病気です。
えごま油に含まれるαリノレン酸は、体内でDHA・EPAに変わります。DHAやEPAは血行を改善して脳にたくさんの血液を送るようになります。
αリノレン酸を摂取することで鈍っていた脳の神経細胞が活発になり、認知症予防に良いと医師も勧めているほどです。
えごま油の摂り方
美容と健康に良いことづくしのえごま油。どのように摂取すれは良いのでしょうか。
基本は「加熱せずそのまま」食べる
えごま油は酸化しやすい油です。空気に触れたり加熱すると酸化のスピードが上がるので、そのまま食べるのが理想的です。
ざわちんは夜にそのまま飲んで摂取していました。
その他料理の仕上げにかけると食べやすく取り入れやすいですよ。
・お味噌汁の仕上げ
・ドレッシング代わりにする
・卵がけご飯にかける
・キムチにかける
など、最後の「トッピング」としてえごま油を振り掛けると美味しくいただけます。
えごま油はクセのない油なので、料理を選ばず使えます。
1日小さじ1杯
えごま油は健康に良い油ですが、油なのである程度カロリーがあります。
1日の摂取量は小さじ1杯が適度な量です。スプーンでそのまま飲んでも構いません。毎日少しずつ摂ることが大切です。
早めに使い切る
えごま油は酸化しやすく、冷蔵庫で保存します。
また、開封したらできるだけ早く使い切りましょう。小さめの容器に入ったえごま油を、こまめに使い切るのが便利です。
新鮮なうちに食べて養分をしっかり体に取り込みましょう。