乾燥肌の方の洗顔方法

乾燥肌の方の洗顔方法

お肌にとって強いダメージとなる乾燥。乾燥し始めると化粧のりも悪くなりますし、何よりその後のシワやくすみなどの肌状態の悪化が心配ですね。

乾燥肌に悩む方は増加傾向にあり、その理由のひとつが毎日行う洗顔が関係していることはご存知でしょうか。洗顔は本来肌を清潔に保つために必要で、肌の健康のために行っているものですが、なぜ乾燥肌を引き起こしてしまうことがあるのでしょうか。

今日は乾燥肌の方の洗顔方法をテーマに、肌が乾燥する原因や洗顔料を選ぶ際のポイントなど、詳しくご紹介していきます。


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乾燥肌の原因って何?

乾燥肌になってしまう原因のひとつに洗顔が関係していると先述しましたが、その理由を詳しくお話していきましょう。

皮脂の過剰な除去

洗顔を行うと、余分な皮脂を取り除くことが出来ますが、皮脂は肌にとってまったく必要のないものではありません。過度に擦ったり、時間をかけて洗いすぎることで肌はダメージを受けることもあるのです。

そして傷ついた肌から流れ出てしまうのが保湿物質です。

保湿物質の減少

角質の細胞内に水分を保つ働きのある物質が減少すると、刺激に弱くなり乾燥肌を引き起こすようになります。刺激に弱くなると乾燥だけでなく敏感肌を招く原因にもなるため、いかに天然の保湿因子を保つかどうかが大切なのです。

この物質を減少させる要因には、
・睡眠時間が足りない
・ストレスを溜める
・栄養不足
などが挙げられます。

特に女性が注意したいのが栄養不足です。モデルさんのようにすらっとした体型を手に入れたいと、食事おろそかにする方が多いですね。これでは肌を生成するもととなる栄養すら不足するようになり、さまざまな不調をきたすことにつながります。

食べることは体だけでなく肌を作ること。このことは決して忘れてはいけません。

乾燥肌の方の洗顔方法

洗顔料を選ぶ時のポイント

では、乾燥気味の肌に適した洗顔とはどのようなものなのか、ポイントをみていきましょう。

1.天然成分が主なもの

化学物質が含まれた洗顔料は、弱っている肌にとって刺激が強すぎます。洗浄することが目的であったとしても、肌に必要となる適度な皮脂まで取り除くような刺激の強いものは避けるべきです。

2.泡立ちがよいもの

泡立ちが悪い洗顔料を使用すると、どうしても肌に手が直接触れるようになります。すると手で顔を擦って洗うようになり、摩擦を生み出してしまうのです。

また、クッション性が高く弾力のある泡を作れることもポイント。泡の質が良い洗顔料は、泡の上からてのひらを乗せても崩れることがなく、肌への摩擦を最小限に抑えることが出来ます。

3.敏感肌用の製品を使う

敏感肌ではなくても、乾燥が気になっているなら敏感肌用のケア用品を取り入れましょう。敏感になっている肌でも刺激を与えることなく使用できる製品なので、当然肌に余計な刺激を与えることがありません。

これらをポイントにしたうえで、乾燥肌に適した洗顔のやり方について解説していきます。

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洗顔のやり方

メイク落とし編

メイクを落とすことも洗顔のひとつです。ここでやり方を間違ってしまうと、次の洗顔を丁寧に行ったとしてもダメージを解消することは難しくなります。

まずはポイントメイクからです。

1.マスカラなどの落としにくいものは必ず専用のリムーバーを使用してください。おすすめはコットンに含ませるタイプのもの。コットンで擦らなくても少し時間をおくことで、じんわり成分が浸み込みメイクをオフしてくれます。

2.リップやアイシャドウ、眉毛マスカラなどもこの方法を使えば刺激を最小限に抑えながらしっかりオフできます。

3.続いて全体のクレンジングに入ります。ここでのポイントは温めてから肌にのせること。温めることでクレンジングの成分が溶け込みやすくなります。

4.最初にのせる場所は脂分が気になるところから。小鼻やティーゾーンからなじませ、目、口へとうつります。

5.ぬるま湯でクレンジング料を洗い流しましょう。おでこからかけ、自然と下へ落ちる流れに任せるだけでOK。擦る必要はありません。

洗顔編

6.ここでいよいよ洗顔料の登場です。先述した通り、泡立てることが大切なので、ネットなどを利用してしっかりしたもっちり泡を作っていきます。

7.クレンジング同様、鼻周りから泡をのせていきましょう。指の腹で円を描くように、泡の弾力だけで洗います。

8.最後はぬるま湯で洗い流しましょう。おでこや目の間など、泡が残りやすい箇所に注意しながら流してください。

部分的な乾燥やテカリが気になる場合

部分的に乾燥がひどい箇所があるときは、その部分にだけ洗顔料を塗布しないというテクニックを用いてみましょう。その部分は極度に皮脂が少なくなっている可能性があるので、過度に洗う必要はありません。泡をつけて擦らなくてもぬるま湯で十分です。

逆に一部分だけテカリが酷いときは、その箇所だけに泡を二度付けして洗うようにしましょう。他のところの皮脂を余分に取り除くことなく、気になるところだけケアすることができます。

肌の状態によっては食生活や睡眠環境など、生活習慣から改善していく必要もありますが、洗顔方法を見直すだけでも変化があらわれることもあります。あなたの乾燥肌が自ら行う洗顔で引き起こしてしまっていることのないよう、労わることを前提とした洗顔を心がけて下さいね。

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