更年期を迎えた女性のお悩み「薄毛」の正しい治し方3選

更年期を迎えると急激に女性の体に変化が現れます。特にホルモンバランスの変化による「薄毛」に関しては、周りの視線が気になったり、一気に老けてみえてしまうため、１人で抱え込み悩んでしまう女性が沢山います。せっかく女性に生まれたのですもの、年齢を重ねても若々しくイキイキしていたいですよね。

今日は更年期を迎えた女性の「薄毛」の治し方についてご紹介します。

更年期の薄毛の原因はホルモンが影響している

更年期に薄毛になる原因はホルモンバランスの変化です。女性は卵巣機能が低下する３５歳くらいから徐々に女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下していきます。そして閉経後しばらくするとエストロゲンは分泌されなくなってしまうため、薄毛をはじめとする様々な更年期のマイナートラブルが発生するようになるのです。年齢として４５～５５歳くらいが更年期に当てはまります。

この女性ホルモンであるエストロゲンは髪の毛の成長を促す働きがあるため、エストロゲンの分泌低下が薄毛に繋がってしまうのです。

更年期による薄毛の特徴

更年期による薄毛は男性の薄毛とは異なる特徴があります。男性の薄毛の場合には、後頭部から薄くなったり、額が広くなったりと場所は人によって異なりますが、ある一部分の毛髪を中心に薄くなります。

しかし、更年期による薄毛は髪全体が少しずつ抜けていくため、薄毛に気づきにくいという特徴があります。鏡を見て、何だか髪の毛のボリュームが落ちてきたかなとか、何もしなくても決まった分け目から髪の毛がわかれるようになったなと今までの自分の髪の毛と比べて何か違和感を感じたら更年期による薄毛の始まりですので、早めに対処することをお勧めします。

イソフラボンを積極的に摂取

更年期による薄毛は女性ホルモンであるエストロゲンの減少が原因ですので、体内のエストロゲンが減少してしまっているのであれば、体外から補うのが手っ取り早い方法です。

エストロゲンの補充を考えた時、最も注目すべき物は「イソフラボン」です。なんと、「イソフラボン」は体内でエストロゲンと似た働きをしてくれるのです。「イソフラボン」は大豆にたくさん含まれています。豆乳、納豆、きな粉などから積極的に取り入れましょう。

ただし、「イソフラボン」はエストロゲンと似た働きをするが故に、過剰に摂取するとホルモンバランスが崩れ、体に悪影響を与えることがあります。一日摂取量の目安としては食品安全委員会によって上限摂取量を７０～７５mgとされていますので参考になさってください。体質によっては大豆イソフラボンを過剰摂取により乳がんのリスクを高くするという報告もありますので注意が必要です。

育毛剤を使用した頭皮マッサージ

ちょっと鏡で自分の頭皮の色を確認してみてください。何色でしたか。健康な頭皮は青白い色をしています。もし、頭皮の色が赤かった場合は血流が乱れていますので、頭皮マッサージで頭皮の血流改善をしましょう。血流が悪くなると、髪の毛に必要な栄養が届かなくなりますので薄毛の原因になりますからね。

昔は市販の育毛剤は男性用の商品が殆どでしたが、現在では女性用の育毛剤も色々販売されるようになりました。自分の体質に合う育毛剤を頭皮マッサージをするときに合わせて使用すると発毛効果を上げることが出来ます。

頭皮マッサージは爪を立てて頭皮を傷つけないよう、指の腹で痛気持ち良いくらいの強さで全体的に押していきましょう。特に頭の頭頂部や、耳の周りには発毛に効果があるツボが集まっていますので、その辺を集中的に行うと良いでしょう。手でマッサージしても良いですし、市販されている頭皮マッサージ用のブラシを使用しても構いませんよ。

頭皮に負担のかからないシャンプー法を身につける

毎日しているシャンプーですが、間違った洗い方をしていると効果が半減してしまいます。正しいシャンプーの仕方を覚えましょう。

まず、髪の毛を洗う前には髪全体をブラッシングしましょう。ブラッシングすることで髪の毛の指通りを良くし、洗浄成分を頭皮に行き渡りやすくします。また、髪を洗う際に、髪の毛が絡まって傷めてしまうことも防止できるのです。

次に、シャンプーを使用する前に念入りにシャワーで髪の毛の汚れを洗い流しましょう。念入りにシャワーで洗い流すことによって髪の毛や頭皮の汚れの大部分を洗い流すことができるのです。

そして、いよいよシャンプーの登場です。シャンプーは容器から出してそのまま髪の毛に付けてはいけません。洗面器や手のひらなどで泡立てた後に使用しましょう。洗顔するとき、洗顔フォームをそのまま顔にはつけず、泡立ててから使用しますよね。それと同じです。泡立てることにより、洗浄成分が隅々まで届くようになるのです。

シャンプー後はすすぎ残しがないよう、念入りにすすぎましょう。すすぎ残しは頭皮トラブルを招きます。コンディショナーやリンスを使用する場合には頭皮には付けず、毛先につけるようにすると、頭皮に負担をかけずに済みますよ。