痩せているのに下半身ムッチリな「下半身デブ」を解消する方法

痩せているのに下半身ムッチリな「下半身デブ」を解消する方法
ダイエットしてもなかなか落ちない下半身のお肉。年齢を重ねると腰まわりや太ももまわりはさらに落ちにくくなっていきますよね。多くの女性がお悩みの下半身太りですが、普段の何気ない生活習慣がその原因になっている可能性も。今回は、下半身のムッチリ解消を目標に、原因や解消法などを探っていきたいと思います。

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下半身デブを引き起こす生活習慣

下半身太りには、普段の生活習慣が深く関わっていることをご存知でしたか?ついやってしまいがちな生活のクセを一緒にチェックしてみましょう。

ゆがんだ姿勢

喫茶店で座ると足を組んでしまったり、左右の壁に寄りかかってしまったり…。つい無意識にやってしまうその姿勢、左右のバランスが悪くなり体にゆがみが生じているかもしれません。体がゆがむと、その部分に無駄な脂肪がつきやすくなってしまうのだそうです。特に骨盤がゆがんでしまうと、下半身の循環も悪くなりむくみの原因にもなるので要注意です。

運動不足

デスクワークが多い仕事だったり、移動も電車や車だったりと、運動不足は多くの人が思い当たるのではないでしょうか。運動不足は全身の筋力の低下を招き、代謝を滞らせてしまいます。特に「歩く」ことは下半身の筋肉に大きく関わっており、活動が不足すると下半身太りにつながるのは言うまでもありません。

冷え

女性に多い冷え性。これも下半身の循環が悪いという意味を表しますのでダイエットには大敵です。血行不良は脂肪の燃焼を妨げるだけではなく、むくみの原因にもなります。年中足が冷たい、足を露出した格好が多い、足がむくみやすいといった自覚があれば要注意です。

食生活

甘いものの摂りすぎは、糖分過多となり消費されずに脂肪となって蓄積されていきます。また、塩分は血流を滞らせるので、むくみの原因にもなります。脂肪やむくみが生じると筋肉での代謝を低下させてしまいます。ストレス解消に夜中のラーメンやスイーツにしょっちゅう手を出していると、下半身太りからなかなか抜け出すことは難しいでしょう。

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下半身デブの原因

下半身が太ってしまう原因としては、以下のようなものが考えられます。どれもそれぞれがお互いに作用し合っているので、どの原因にもアプローチして良いサイクルに変えていく必要があります。

体のゆがみ

骨盤が開いてしまっていたり、O脚やX脚などのゆがみがあるとお尻が大きく見えたりがっちりした印象になってしまいます。体のゆがみは、脂肪がつきやすくなりむくみも引き起こしてしまうので要注意です。逆にゆがみがなくまっすぐな脚は、ある程度脂肪がついていてもすっきり見えますね。

脂肪

女性はもともと子宮を守るために下半身の脂肪が厚くなりやすい「洋ナシ型」の体型が多い傾向があります。しかし運動不足や体のゆがみによって、脂肪がさらにつき、どんどん蓄えられてしまうのです。そのまま蓄積して老廃物とともに脂肪細胞が増大すると、セルライトというボコボコした固まりの状態になりさらに燃焼することが難しい場合があります。

むくみ

脂肪だけではなくむくみによってぼんやり太く見えていることもあります。朝夕になると靴がきつい、足が冷えやすいなど、心当たりのある人は多いのではないでしょうか。水分の取りすぎや、体や下半身を冷やしてしまうとむくみが生じるので注意が必要です。

筋力低下

筋力が弱い状態は脂肪がつきやすく、下半身から心臓へと血液を戻す作用も弱まってしまうため、代謝も悪くなりむくみや冷え性にもつながってしまいます。体を支えたり、動かしたりする力も弱いため、姿勢が悪くなりダイナミックな動きをすることが難しくなってきます。そうすると歩く際にも歩幅が小さくなり、足も上がらなくなり、下を向いた猫背の状態になってきます。まさに、負のスパイラルですね。

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下半身デブを解消する方法

ウォーキング

日常生活で簡単に取り入れやすいのは、まずいつもの歩き方を見直すことです。普段歩幅の狭いダラダラ歩きをしていると感じる人は、いつもより歩幅を大きくとり、胸を張って軽く腕を振り、前を見てまっすぐ歩いてみましょう。いつもは使っていない部分の筋肉が刺激されることで、しっかりと神経に刺激が入り脂肪の燃焼につながっていきます。

1日20分以上の時間が取れれば、有酸素運動のひとつとして体力向上のトレーニング効果も期待できますし、冷え性も改善されるでしょう。

骨盤ストレッチ

下半身太りに大敵の骨盤のゆがみを取るストレッチをしていきましょう。どちらも短時間で手軽にできますので、時間の空いた時にやるように習慣づけるのが良いでしょう。

骨盤回し

肩幅に足を開き、腰に手を当て、骨盤を意識しながらゆっくりと前後左右に円を描くように回します。左右それぞれ10回ずつ行い、動きやすさに左右差がないか確かめましょう。

お尻歩き

膝を伸ばして座り、胸の前で両手を組みます。その状態で骨盤をしっかり立て、お尻を使って前進してみましょう。上半身の反動をなるべく使わないよう、骨盤付近を意識することが重要です。まっすぐ前進できたら、後進もしてみましょう。

筋力エクササイズ

下半身の筋力低下や、筋力のアンバランスさはO脚やX脚にもつながります。タオルを膝に挟んでゆっくりスクワットをしたり、椅子に腰掛けた状態で膝をまっすぐ伸ばしたり、体育座りをして膝を外側から挟んで抵抗をかけたり、普段の生活のちょっとした時間に取り入れられるはずです。脚の内側や外側の筋肉を意識しながらエクササイズすると効果的です。

リンパマッサージ

硬くなってしまった下半身のセルライトには、しっかり入浴などで温めてからマッサージをしましょう。下腹部や脚の付け根、膝裏にはリンパ節が存在していますので、まずはそこを重点的にマッサージして巡りを良くしましょう。そして足裏からふくらはぎへとさすりあげ、膝裏にしっかり老廃物を流します。膝周りは流れが滞りやすいので表も裏も念入りに揉むようにしましょう。

太もものセルライトは強くこすりすぎると血管や細胞を傷めてしまうので、気持ちのよい力加減でさすりましょう。セルライト専用のローラーなどのグッズを取り入れると便利ですね。

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下半身デブをカバーするファッション

下半身が目立ってしまうNGファッション

スキニーパンツのようなタイトなシルエットのものはやはり脚のラインを拾ってしまうのでNGです。ペールトーンやベージュ、薄いグレーなどの淡い色は膨張して見えるので避けた方が良さそうです。

大きめのチェック柄なども、脚のラインを拾ってしまい柄がいびつにみえたりしてスッキリ見えないことがあります。生地の厚みにも注目すると、薄手の生地は体のラインがはっきり浮き出てしまいますし、厚手だと重く重心が下がって見えてしまいます。

下半身スッキリに見せるOKファッション

体の線を拾わない、適度なゆとりのあるストレートなシルエットのものを選びましょう。ストレッチの効いた、少しハリのある素材を選べば動きやすいですね。黒や紺などの引き締め色や、ストライプ柄などはどんなトップスにも合わせやすく、スッキリと見せてくれます。

上半身のトップスや帽子に特徴のあるデザインのものを選び、ボトムスはシンプルなデザインを選ぶと目線が上がり下半身が気にならなくなります。もちろん、靴選びも大切。程よい高さ・太さのヒールパンプスは全身をバランス良く見せ、もちろん足長効果も期待できます。

下半身太りや太もものセルライトは、なかなかすぐに改善するものではありません。下半身にどっかり溜め込んでしまった脂肪は、少しずつ代謝を良くして消費していくしかありません。冷えや運動不足、体のゆがみなど、下半身太りの原因はさまざま。どれかひとつだけを見直すのではなく、全体的に生活習慣を見直して、いま休止してしまっている脂肪燃焼のスイッチをONにしてあげることが大切ですね。

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