更年期が原因の抜け毛。なんとかストップさせるための3つの対策とは

更年期が原因の抜け毛。なんとかストップさせるための3つの対策とは

 

抜け毛が増えたり、髪の毛が細くなったり、昔のように髪の毛が多くなくなり少なくなったと感じませんか?

多くの方が年だから・・・と思っているかと思います。

この抜け毛や髪の悩み、更年期が原因で起こることもあります。

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更年期とは

いつ頃から症状が出始めるのか

更年期とは、閉経になる前後5年、正味10年間の時期のことをいいます。更年期障害ともいいます。一般的には50歳頃から閉経になるので、45~55歳位の女性に多いです。

この時期は、女性ホルモンの急激な低下によって、身体に様々な症状が現れる頃です。

卵巣の機能のピークは28歳を境に衰えていきます。その後35歳位から女性ホルモンの1つエストロゲンの分泌が急に減り、閉経後しばらくしてから分泌がなくなります。

更年期の症状

症状は、肩こり・腰痛、頭痛、冷え、便秘、下痢、動悸・息切れ、めまい、耳鳴り、骨粗鬆症、筋力低下、のぼせ、頻尿、肌の乾燥、不安感、イライラ、集中力がなくなる、ほてり、異常な発汗、視力・聴力の低下などの症状が出ます。症状の出方や強さも人それぞれです。あまり出ない方もいれば、症状が重く不調を訴える方もいます。

また、更年期は精神状態も不安定になりやすい時期でもあります。この時期は、子供が巣立って行って、母親としての役目が減り、喪失感を感じたり、老いを感じたり、老後の不安を感じたり、心のバランスが崩れやすい時期でもあります。

これらの更年期障害の症状に加えて抜け毛を実感される方も多いです。

女性にとって更年期は、心身ともに変化のある時期なのです。

更年期が原因の抜け毛。なんとかストップさせるための3つの対策とは

 

更年期と抜け毛の関係

更年期を迎えるあたりに、女性ホルモンの1つのエストロゲンの分泌が減っていきます。

このエストロゲンは髪の毛の発育を促すホルモンです。このエストロゲンが減ってしまうと、髪の毛の成長が遅く、休止期が長くなったり、今までは1つの毛穴から複数生えていた髪の毛が減っていってしまったり、髪の毛が細くなったり、白髪も増えていってしまいます。

この更年期特有の女性の薄毛症状を「びまん性脱毛症」、「女性型脱毛症」などといわれます。男性は生え際やおでこの後退、頭頂部が薄くなることが多いのに対して、女性は全体的に髪の毛が薄くなることが多いです。ある時突然というよりは、徐々に進行しているパターンが多いです。

特に年齢を重ねると、つむじ周りが気になってくる方も多いです。薄くなると、つむじが目立ってくるからです。

若い頃は髪の毛が多くて大変だったのに対し、更年期に差し掛かると薄毛が気になってくる方が多いです。いかに薄毛に見えないようにカットしたり、髪の毛の色やパーマなどでの工夫も必要になってきます。

更年期は大量発汗を実感される方も多く、頭皮が汗で不潔になりやすいこともあるので、頭皮を清潔に保つように心がけましょう。年を取るほど、脂が少なくなるからと洗う頻度を極端に少なくされる方もいますが、汗をかいたままの状態が長く続くのは決して頭皮の為によくありません。

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イソフラボンを摂取

なぜイソフラボンがいいのか

このエストロゲンが減って、髪の毛が抜けたり細くなったり、髪の毛が育ちにくくなるなら、出来るならエストロゲンの分泌を絶やさないでいたいところですよね。

そこでお勧めするのが、エストロゲンと似たような働きをするものが「イソフラボン」です。

イソフラボンは抗酸化物質の1つで、活性酸素という細胞を酸化させる物質を抑えてくれます。

イソフラボンを摂取することで他にどんなメリットが?

イソフラボンを摂取することで、エストロゲンと似た働きがあるので、次の効果が期待出来ます。

・髪の毛がツヤツヤになる

・自律神経を整える

・骨粗鬆症を防ぐ

・肌の新陳代謝が良くなる

・コレステロールを防ぐ

などの美容や健康を保つ効果もあります。

どんな食材をどの位食べたらいいのか

大豆製品などに含まれます。大豆、納豆、豆腐、味噌などがそうですし、またピーナッツやひよこ豆にも多く含まれます。

これらを毎日大量に食べる必要はありませんが、忘れがちだった方は意識して摂取してみましょう。

目安としては、1日50mg位摂ると良いです。それぞれのイソフラボンの量は、豆腐なら1/2丁で55.0mg、納豆1パックなら65.0mg、大豆飲料125mlなら69.0mg、油揚げ1/2枚なら52.5mg、味噌大さじ1なら7.2mg含まれています。

更年期が原因の抜け毛。なんとかストップさせるための3つの対策とは

 

頭皮マッサージで血行促進

頭皮の血流が悪く、頭皮が固いと、髪の毛が育ちにくく、髪の毛も抜けやすくなります。

頭皮のマッサージを行うことで、血行促進されます。頭皮の血行が良くなれば、髪の毛の発育を促す栄養分が頭皮から毛母細胞に届きやすくなります。

頭皮に栄養分が行き渡れば、髪の毛も育ちやすくなります。

その頭皮の血行を良くするマッサージですが、お風呂の中で温まりながら行うのが一番手軽な方法です。それ以外にも、ヘッドスパを行っている美容室で施術、顔ヨガなども頭皮の血行を良くしてくれます。

更年期の気になる抜け毛を予防するには、女性ホルモンと似た働きをもつイソフラボンの摂取と、頭皮の血行を促進させることと、頭皮を清潔に保つことです。

頭皮の血行促進には、血行を促すビタミンEの摂取、軽い運動なども効果的です。また、ストレスを溜めないようにすることも大事です。

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