「角栓だらけ」は普段の食事が招いていることも。予防するには?

「角栓だらけ」は普段の食事が招いていることも。予防するには?

鼻やあごにつまる角栓。見た目にも汚いし、手で触るとざらざらして嫌ですね。ケアをして取り除いてもまたすぐにつまってしまう理由は普段の食生活に問題があるのかもしれません。角栓はメイクののりも悪くし、メイク崩れを起こしやすくします。つまってから取り除くよりもできないようにしたいですね。そこで今回はどういった食生活が角栓をできやすくするのか、また予防方法についてご紹介したいと思います。

広告

角栓ができる・毛穴に詰まるメカニズム

鼻やあごの毛穴につまる角栓。
ノーメイクでもメイクをしても目立ちますね。角栓がつまったお肌は不潔な印象を周りの人に与えてしまいます。

角栓は毛穴の中から外へ排出されるべきものがうまく出されず、つまってしまっているものです。その成分の約7割がタンパク質、残りの約3割が脂質となっています。タンパク質は角質、脂質はお肌から分泌される皮脂です。

つまり角栓は角質と皮脂からできているのです。

人の皮膚はターンオーバーによって古い角質は自然と剥がれ落ちていきます。

お肌が健康な状態だと、毛穴の剥がれ落ちた古い角質は粉状で細かく、皮脂や産毛によって毛穴から吐き出され排出されるのですが、健康でないお肌の場合は毛穴の剥がれ落ちた古い角質は粉状ではなく塊で剥がれ落ちるので、うまく押し出されずつまるのです。

これが角栓です。

いくらつまった角栓を取り除いたとしても、それはあくまで一時的なもので、お肌が健康でない限り堂々巡りになってしまいます。

「角栓だらけ」は普段の食事が招いていることも。予防するには?

角栓を招く食生活ってどんなもの?

角栓ができる食生活は、ズバリ皮脂の分泌を促す食事です。皮脂の分泌を促すというのは、その食事をすることによって皮脂腺が刺激されるということ。

油っこいもの

油っこい食べ物は皮脂腺を刺激します。例えばとんかつやから揚げといった揚げ物スナック菓子です。こういったものを習慣的に食べていると角栓ができやすくなります。

ナッツ類

アーモンドやクルミなど美容や健康に効果が高いので、おやつ代わりに食べたりお酒を飲むときのおつまみに食べている方も多いでしょう。しかし栄養価は高いものの脂質も多いので食べすぎには注意が必要です。

糖分が多いもの

チョコレートやケーキといった糖分が多いものも皮脂腺を刺激し、皮脂の分泌を促します。炭水化物も糖質なので食べ過ぎると皮脂分泌を促しますから注意しましょう。

肉類

肉類が中心の食事も角栓ができやすくなります。魚や野菜、果物などバランスの良い食事を意識しましょう。

広告

角栓を予防する食事と栄養素

角栓ができにくくなる食事とは野菜を中心とした食生活です。

厚生労働省は1日に350g以上の野菜の摂取を推奨していますが、日本人はその数値に全然満たない食生活を送っているといわれています。

野菜は丈夫な体を作ったり、高血圧を予防したり、骨粗しょう症の予防、生活習慣病の予防、アンチエイジングといった効果がありますので積極的に摂取したいものです。

野菜不足を実感している方は、野菜を食べるよりも栄養量は劣りますが、野菜ジュースなどで補うのもおすすめです。

そして皮脂の分泌を抑えてくれる栄養素は、ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB6です。

ビタミンCは皮脂分泌を抑えるだけでなく、美白効果ラーゲンの分泌を高める効果もあります。抗酸化作用も高く、アンチエイジング栄養素としても知られていますね。小松菜やブロッコリー、ほうれん草、カリフラワー、イチゴ、柿などに多く含まれます。

またビタミンB2やB6の不足は、脂質の代謝が悪くなり、皮脂として分泌されます。ビタミンB2はレバー、うなぎ、サバ、納豆などに多く含まれ、ビタミンB6は鰹、鮭、豆腐、バナナ、牛乳などに多く含まれます。

こういった皮脂の分泌を抑えてくれる食事ばかりを食べるのではなく、食事にうまく取り入れてバランスの良い食事を意識することが大切です。

「角栓だらけ」は普段の食事が招いていることも。予防するには?

冷え性も角栓のもと!

冷え性と角栓も関係性があります。

体が冷えてしまうと、内蔵機能が低下します。それによって免疫力も低下して風邪などの病気にかかりやすくなりますし、新陳代謝も低下します。

お肌は冷え性の影響が直撃します。

体が冷えると血行が悪くなり、体の隅々まで酸素や栄養を送り届けることが難しくなるので、お肌が再生する能力が大きく低下します。

角栓ができる原因は不健康なお肌がそもそもの原因。冷え性を改善して、健康なお肌へ導いてあげましょう。

冷え性を改善するためには、体を冷やす食べ物を避けたり、お風呂でしっかり温まったり、適度な運動をするのが効果的です。

一時的に角栓を取り除きたいなら、オリーブオイルをしみ込ませた綿棒で角栓が気になるところをくるくるとマッサージすると、お肌へのダメージなく角栓だけを取り除くことができます。

でもあくまでこれは一時的なスペシャルケアです。食生活や生活習慣を見直すことで、角栓は自然と気にならなくなります。もちろん即効性はありませんが、まずは1か月チャレンジしてみて鼻やあごの角栓の違いを実感してください。

広告
「角栓だらけ」は普段の食事が招いていることも。予防するには?