髪が細くなる「髪やせ」は、頭皮の乾燥が原因？4つの対処法をご紹介

髪の毛が細くなってきた、コシやハリがなくなってきたと悩む女性が増えています。髪が細くなってきた原因は加齢だからと諦めている方も多いのではないでしょうか。確かに、子供の髪の毛は何もしなくてもコシや艶があり綺麗なキューティクルをしています。

しかし、髪が細くなる原因は加齢ばかりではないのです。どうやら頭皮の乾燥が関係しているのです。髪が細くなる原因が頭皮の乾燥なのであれば、何か対処法がみつかりそうですね。今日は髪が細くなる「髪痩せ」の原因と対処法についてご紹介します。

頭皮が乾燥すると髪がやせる

髪の毛のトラブルはその根元である頭皮に問題がある場合が殆どです。ドライヤーやヘアアイロンなどの使用で毛先が痛むこともありますが、植物を育てるときに豊かな土壌が重要になるように、健康な髪の毛のためには健康な頭皮が重要になってきます。

頭皮が何らかの理由で乾燥してしまうと、頭皮を立たせる立毛筋が弱くなってしまい、髪の毛がぺしゃんこに寝てしまい、髪痩せの原因となるのです。

頭皮の乾燥度合いをチェックしよう

以下のチェック項目に一つでも当てはまるものがあれば、頭皮が乾燥していますので今すぐケアを始めましょう。

・気がつくと乾燥したフケがパラパラと肩に落ちている。

・頭皮の色が赤い（健康な頭皮は青白い色をしています）。

・慢性的にかゆみがある。

頭皮マッサージで血流アップ

頭皮の血流が悪くなると乾燥して頭皮の色が赤くなります。ポイントは頭部だけをマッサージするのではなく、肩や首からコリを解消し、頭部全体の血流改善を促すことです。

まず、首の付け根、肩部分にそれぞれ４本の指で刺激しながら首の上までマッサージしていきます。次に首の上の部分から耳の裏くぼみの部分まで横にゆっくりマッサージしていきます。

いよいよ頭部のマッサージです。５本の指の腹でゆっくり下から上へと全体的にマッサージしていきます。最後に両手で頭を包み込み、下から上へ頭頂部を持ち上げるような感じでマッサージすれば終わりです。

５分くらいの時間をかけてマッサージすることにより全体的にすっきりした感じが得られます。頭皮を爪で傷つけないよう気をつけてマッサージしてくださいね。

アミノ酸系シャンプーで優しく洗う

頭皮の乾燥には毎日の洗髪が大きく関わってきます。洗顔フォームは成分に注意して購入していても、シャンプーは香りやパッケージの可愛さなどで選らんでしまっている人も多いのではないでしょうか。頭皮チェックの項目で該当したものがあるのであれば、一度シャンプーの見直しも必要です。

市販のシャンプーは大きく分けて、「アルコール系シャンプー」「石鹸系シャンプー」「アミノ酸系シャンプー」の３つに分けられます。市販されているシャンプーの主流は「アルコール系シャンプー」です。しかし、「アルコール系シャンプー」は洗浄力が強いため、お肌が弱い人が使用すると頭皮の油分を洗い流し過ぎて乾燥させてしまう危険があるのです。頭皮の乾燥が気になる場合は「アミノ系シャンプー」を選びましょう。

洗浄力の優しいシャンプーを選んだら、次は洗い方です。まず、髪の毛を洗う前にブラッシングをしましょう。このひと手間をかけることで髪の毛の指通りを良くし、洗髪時に髪の毛が絡まって痛めることを防止できます。また、洗浄成分も頭皮に行き渡りやすくなるのです。

次に、シャンプーを付ける前に、シャワーを念入りにかけましょう。実は、念入りにシャワーで洗い流すことによって髪の毛や頭皮の汚れの多くを洗い流すことができます。

そして、いよいよシャンプーです。ここで重要なのが、シャンプーをそのまま髪の毛に付けるのではなく、泡立てた後につけるということです。洗顔の際も洗顔フォームをそのままつけるのではなく、泡立ててから洗顔しますよね。泡立てることによって洗浄成分が隅々まで行き渡りやすくなるのです。シャンプー後はすすぎ残しがないよう、念入りにすすぎましょう。すすぎ残しは肌トラブルの原因になりますからね。

外出時には帽子や日傘で頭皮に紫外線があたるのを予防する

日差しが強い日の外出。顔や手にはUVケアをするのに頭は忘れていませんか。頭皮だって皮膚の一部です。無防備な状態で日光を浴びれば、日焼けもしますし、紫外線のダメージを受けてしまうのです。特に、頭皮が乾燥していたり、本来であれば頭皮を保護してくれている髪の毛が細くなっていた場合には余計にダメージを受けることになります。

頭皮も皮膚の一部と考え、外出時には紫外線対策をしましょう。紫外線対策といってもUVクリームを塗る訳にはいきませんので、帽子や日傘などで保護してあげてくださいね。