入浴後やシャワーを浴びている時におへそをみて汚れていると気づいたことはありますか?おへその汚れは「ゴマ」とも言われていますが、気になりますよね。
ただ、無理にとってはいけないともいわれているため、どのような方法でキレイにすればよいのでしょうか。
おへそのゴマの正体は?
別名「臍石(さいせき)」とも言われ、ゴマが小さなうちは自分で取り除くこともできますが、大きくなると自分で取るのが難しくなってしまうことがあります。
おへそのゴマは垢や衣類などのごみ、ほこりや角質、石鹸の残りカスなどが主ですが、ゴマのなかには約120万個以上というたくさんの雑菌が住み着いています。
多くの雑菌が住み着いていますが、全ての菌に害があるわけではなく、なかには無害な菌も生息しています。
おへそのゴマが原因で起こる病気とは?
おへそは普段は洋服を着ているので気になりませんが、入浴した時に汚れていると無理に取りたくなってしまいますよね。
無理に取ると炎症を起こしてしまうこともありますが、汚れたままにしておくと菌が増えて「臍炎(さいえん)」と言う症状を引き起こしてしまうことがあるのです。臍炎は生まれたばかりの赤ちゃんに起きやすいですが、へそのゴマが原因で発症してしまうこともあります。
特におへそ周辺の皮膚に切り傷などがあり、菌が入り込めそうなスペースがあると傷口から侵入して病気になってしまうので注意しましょう。
臍炎の症状には、おへその周辺に炎症が起きたり、痛みや湿疹、悪化すると化膿してしまうことがあります。最悪の場合、腹膜まで到達して腹膜炎を起こすなど重症になってしまうので注意が必要ですね。
キレイに掃除する方法
へそのゴマは定期的に掃除をして清潔にしておくことが大切ですが、どのような方法で掃除すれば良いのでしょうか?自宅にある物を使ってできる方法を紹介いたします。
オイルを使用する方法
シャワーで済ませてしまうという方はオイルを使った方法で取り除くことができます。使用するオイルにはベビーオイルやオリーブ油など良いでしょう。馬油を使うのも良いですね。なるべく自然な素材から作られ低刺激のオイルがおすすめですよ。
オイルを使った方法では、おへそにオイルを垂らして約10分。汚れを浮かび上がらせた後で、ガーゼや綿棒などを使って汚れを取り除きます。汚れが取れたらコットンなどでおへその周りをきれいに拭きましょう。
オイルが垂れてしまう時は絆創膏などでおへその部分を覆っておくと良いでしょう。
温めてから取り除く方法
おへそにゴマがこびりついてしまうと取り除くのが難しくなってしまいます。無理に取ると炎症などの原因になるので入浴した時に温めて取り除く方法があります。
湯船に浸かっている時に柔らかいタオルやガーゼを使って優しく取り除くようにします。指にタオルを巻きつけると取りやすいでしょう。
クリームできれいにする方法
普段使用しているクレンジングクリームやニベア、ワセリン、オロナイン軟膏などを使ってきれいにすることができます。
おへそにクリームを塗ってそのまま一晩寝ます。クリームがパジャマや布団につかないように絆創膏やガーゼなどで覆うと良いでしょう。翌朝になったら綿棒などでおへそのゴマを取り除きます。
掃除キットを使用する方法
ドラッグストアやオンラインショッピングなどでへそのゴマを掃除するキットを購入することができます。
キットの中身はクリームやオイル、太めの綿棒などが入っています。キットに使用されているオイルにはオリーブ油やアーモンドオイルなど植物由来のオイルが使われているので安心ですね。
綿棒にオイルやクリームをつけておへそを掃除するシンプルな方法です。
掃除の頻度は?
簡単におへそのゴマが取れるなら毎日行いたいという方もいるはずですが、掃除は1週間に1回が適当で、多くても2回を限度としましょう。
おへそは敏感な部位なので過剰な掃除は皮膚を傷つけ、傷口からばい菌が入ってしまったり痛みの原因となってしまいます。
ゴマを綺麗に取り除くことができない方は無理に行わず皮膚科などで掃除をしてもらうなど相談しましょう。
まとめ
おへそは窪んでいて、外から見えないためケアを忘れがちになってしまいますね。気づいた時は大きなへそゴマができていたという方もいるでしょう。ゴマが溜まらないように定期的に掃除をすると良いですね。