毛穴につまっている角栓、メイクをしても白くぷつぷつ目立って嫌ですね。角栓は普通に洗顔していてもすっきり取ることはなかなかができないため、やはりスペシャルケアが必要です。角栓は見た目に不潔な印象を与えるだけでなく、ニキビの原因にもなる可能性があるため、しっかり取り除いておきたいものです。今回は頑固な角栓をすっきりさせるやり方をご紹介したいと思います。
洗顔で角栓が落ちない理由
毎日ちゃんと洗顔していても、毛穴に角栓がたまるのは不思議だと思いませんか?角栓は皮脂と角質が混ざってできていて、角栓がつまると毛穴が広がって見えるのでやっかいです。
でも実は正しい洗顔をしていれば角栓ができることはほとんどありません。洗顔していても角栓が毛穴に詰まるというのは間違っている場合があります。
例えば、洗顔料をしっかり泡立てていなかったり、熱いお湯や冷たい水で洗顔していたりすると、角栓は落とせずぐんぐんつまることになります。
角栓を落とすには「毛穴を開かせる」のがポイント
角栓を取り除くためにはしっかりと毛穴を開かせるのがポイントになります。毛穴を開かせるのにてき面なのが蒸しタオルを使うことです。
洗顔前に電子レンジに水で濡らして絞ったタオルを約1分位温め、顔に乗せます。10分ほどすると毛穴が開いてくるので洗顔に移りましょう。
お風呂に入りながら蒸しタオルを乗せるとさらに効果がアップします。
角栓をスッキリ落とす方法
角栓は正しい洗顔方法ですっきり落とせます。
正しい洗顔方法
1.手を石鹸で洗ったあと、顔全体を軽く予洗いする
2.洗顔料をしっかり泡立てる
3.泡でお肌の表面を転がすように洗う
4.すすぎ残しがないようにしっかりすすぐ
5.タオルで軽く押さえるようにして水分を取る
これが正しい洗顔方法です。
事前に手を石鹸で洗うことで、顔に汚れが付いたり洗顔料の泡立ちの悪さを防ぎます。そして顔の予洗いで大まかな汚れを落とすことができます。
そして洗顔料はネットを使ってしっかりたっぷりときめの細かい泡を作ります。泡が荒かったり泡立ちが不十分だと毛穴の中まで洗うことができないので、時間をかけて泡づくりをしましょう。
洗顔は手とお肌が直接触れ合わないように泡で洗うように意識します。ごしごし擦ってしまうと摩擦刺激になり、シミやシワの原因になります。
すすぎはぬるま湯で洗い残しがないように丁寧にしっかり行ってください。
最後のタオルでの拭き取りも、お肌に摩擦刺激が加わらないようにやさしく押さえるようにしましょう。
頑固な角栓には?
洗顔でも落としきれなかった頑固な角栓にはスペシャルケアが必要です。
はがすパックは取れた角栓が目で見えて、すっきり感が大きいですが、パックをはがすときにお肌への刺激が大きくなりますから、あまりおすすめはできません。
またピンセットを使って角栓をひとつずつつまみ出しているという方もいますが、こちらも毛穴へのダメージが大きいので毛穴の周りに色素沈着を起こしやすく、角栓がなくなっても毛穴が目立つお肌になる可能性が高くなります。
お肌にダメージを与えずに頑固な角栓を取り除くために、オリーブオイルと綿棒を使いましょう。
綿棒にオリーブオイルをしみ込ませ、角栓が気になる部分をくるくるとマッサージします。最初、角栓がつまっているときには、ざらざらした感じがしますが、すぐに角栓が取れてつるつるした手触りに代わります。
オリーブオイルはオレイン酸が豊富です。オレイン酸は人の皮膚に似た成分を持ち、肌なじみが良くお肌を保護するのでスキンケアとしてもおすすめです。ビタミンE、ビタミンA、ポリフェノール、スクワレン、リノール酸といった栄養素も豊富に含まれているので、質の良いオリーブオイルは美容効果が大きいのです。
そしてピーリングも効果的です。年齢を重ねるとターンオーバーのサイクルは長くなり、毛穴がつまりやすくなります。角栓が取れた後でも週に1〜2回程度継続して行うと良いでしょう。
角栓を作らないスキンケア
日頃のスキンケアをほんのちょっと意識するだけで、角栓が作られにくいお肌に変身できます。
それは保湿をしっかりと行うことです。
洗顔でお肌がきれいになったら、化粧水と乳液などを手のひらで温めてからやさしくつけていきます。しっかりハンドプレスして、お肌に入れ込みましょう。
角栓予防に効果的なのはビタミンC誘導体の化粧水や毛穴を引き締める効果の高い収れん化粧水です。
ビタミンC誘導体は、「両性ビタミンC誘導体」「水溶性ビタミンC誘導体」そして「脂溶性ビタミンC誘導体」の3つがあります。もっとも浸透性が高いのが両性ビタミンC誘導体です。
そのため両性ビタミンC誘導体を配合している化粧水がもっともおすすめです。成分表の記載は「パルミチン酸アスコビルリン酸3Na(APPS)」となっています。
水溶性ビタミンC誘導体であれば「リン酸アスコルビルNa」、脂溶性ビタミンC誘導体であれば「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル」がおすすめです。
またスキンケア以外にも生活習慣も意識してみましょう。バランスの良い食生活やしっかりとした睡眠時間を確保することも、角栓を作らせないために大切です。