乾燥肌が招く「つらいかゆみ」を防ぐスキンケアの3つのポイント

乾燥肌が招く「つらいかゆみ」を防ぐスキンケアの3つのポイント

乾燥肌の方はかゆみとの戦いですよね。特に乾燥がひどくなる冬場や春先などは、その「つらいかゆみ」のせいで夜も眠れないこともあるのではないでしょうか。しっかりと保湿をしているはずなのに、突然かゆみに襲われてお困りのことも多いはずです。乾燥肌による「つらいかゆみ」を防ぐにはポイントがあります。

まずは乾燥肌についてご紹介いたします。さらに、かゆみがおこるメカニズムや、スキンケアのポイントもご紹介いたします。「つらいかゆみ」とさよならする為にも、是非最後までご覧になって、参考になさってください。

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「乾燥肌」とは?

「乾燥肌ってどんな肌?」と聞かれたら、乾燥している肌と答える人が多いはずです。確かにそうです。間違ってはいません。ただ、正確にいうと、皮脂の量や水分量が極端に少なくなってしまっているお肌のことを指します。

日頃は乾燥することのないお肌でも、乾燥することがありますよね。その時のお肌の状態は、肌表面には潤いがなく、お肌にも柔らかさが全く感じられなくなっています。時期的な乾燥は、季節が関係していることがほとんどです。

季節に関係なく、いつも肌にツッパリ感があったり、粉がふいているようにみえたり、カサカサしていて、メイクのりも悪いなどの症状がみられるのは、慢性的な乾燥で、乾燥肌になってしまっていると考えられます。

ただ、こういった症状がみられない場合でも、乾燥肌の人もいます。一般的に、肌の水分量が20%を下回ってしまうと乾燥肌に分類されます。

乾燥肌が招く「つらいかゆみ」を防ぐスキンケアの3つのポイント

乾燥肌でかゆみが起こるメカニズム

お肌の表面には、外部の刺激からお肌を守ったり、水分が蒸発していくのを防ぐ、「バリア機能」というものが備わっています。このバリア機能は、表皮の外側にある角質層で水分をキープして、その外側にある皮脂膜で潤いを保持するというものです。肌表面をこすったり、乾燥した状態になってしまうと、そのバリア機能が低下してしまうのです。

このバリア機能が乾燥などで低下してしまったお肌に、髪の毛や服などがあたったりするだけでも刺激となってかゆみが生じてしまいます。また、いつも使っているスキンケアコスメでさえも刺激となることもあります。

肌が乾燥状態になると細菌なども増えやすくなり、こういうことでもかゆみが起こるのです。

かゆみにまかせてかきむしってしまうと、余計にお肌のバリア機能をこわしてしまい、かゆみはさらにひどくなっていきます。

また、お肌のターンオーバーが乱れることでもかゆみは起こります。これも乾燥の元です。外からの刺激を受けやすくなり、空中をまっている花粉やほこりなどがお肌に付着することにより、かゆみが起こってしまいます。

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スキンケアのポイント

保湿

かゆみを防ぐためには、保湿が重要です。入浴後はすぐにスキンケアコスメで水分や栄養分をしっかりと与え、クリームなどで蓋をしてください。乾燥がかなりひどいと感じる時は、クリームだけにします。まずは水分が逃げていくのを防ぐために、しっかりとクリームで蓋をしてあげましょう。

保湿方法として、シートマスクは効果的です。シートマスクでの保湿は、お風呂に入っている時にするとさらに効果がアップします。入浴中は体も温まり、毛穴も開き、お肌も柔らかくなっています。この状態でマスクをすることで、しっかりと角質層までマスクの成分が入っていってくれます。

紫外線対策

紫外線を浴びるとお肌は乾燥してしまいます。紫外線が強いといわれている季節だけでなく、365日毎日しっかりと紫外線対策をしてください。

ただ、紫外線対策の為に使う日焼け止めは、商品によって乾燥しやすくなるものもあります。乳液状の日焼け止めなら、お肌にしっかりと潤いを与えつつ、お肌をきちんと保護してくれます。なるべく保湿効果のある日焼け止めを使うようにしましょう。

また、室内でも窓から紫外線は降り注いできます。日中陽射しが入り込んでくるので、日焼け止め効果がある乳液などを使用して、紫外線対策をすることをおすすめします。

ハンドプレス

スキンケアコスメを使用する時に、お肌をパチンパチンと叩く感じでつけたり、こすりつけたりする人がいます。これは肌表面のバリア機能を壊す原因ともなってしまいます。化粧水などをつける時は、肌を叩いたりこすったりせずに、ハンドプレス(手で押さえる)で優しく馴染ませてあげるようにしましょう。

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生活習慣の見直し

乾いた砂漠のような乾燥肌に潤いを与える為には、外からのケアだけでなく、体の中からも水分を与えてあげることが必要です。カフェインが含まれているコーヒーなどではなく、ノンカフェイン飲料で水分補給をしてください。

喉が渇いていると感じてから飲むのでは遅いので、感じる前に、ちょっとした休憩や仕事中、家事をしている時でも、意識して水や白湯、ノンカフェインの物を飲むようにしてください。女性の方は、身体を冷やさない方がいいので、できるだけ温かい飲み物で水分を補給しましょう。

また、睡眠も重要です。睡眠が不足していたり、質の悪い睡眠ばかり続けていると、乾燥肌になりやすくなります。また、様々な肌トラブルの原因ともなってしまいます。

お布団に入る3時間前までには夕食をすませ、1時間前にはお布団に入り、お部屋を暗くしてスマホなどをさわるのもやめます。当たり前ですが、寝る前にコーヒーなどのカフェインが入っている飲料はNGです。これらに注意することが、睡眠の質をよくするためには必要なのです。

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かゆみは防げます!

乾燥肌による「かゆみ」は、日頃のスキンケアや紫外線対策、生活習慣の見直しなどをすることで、防ぐことができます。かゆみを我慢できずにかきむしると、かえって症状を悪化させてしまう場合も。

顔の肌は特に薄く弱いものだということを忘れないでください。しっかりケアして、かゆみとさよならしてくださいね。

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