みなさんは、毎日髪を洗っていると思いますが、自分の洗い方が正しいかどうかご存知ですか?きっと多くの方が、自分の洗い方は間違っていないと思っているのではないでしょうか。ですが実は、正しい髪の洗い方ができている方は意外と少なく、多くの方が毎日行っている髪の洗い方は間違っていて髪に負担をかけてしまっています。
間違った髪の洗い方とはどういう洗い方なのかをご紹介いたします。また、正しいシャンプーの選び方や、髪の洗い方の流れなどをご紹介いたします。
間違った髪の洗い方とは?
多くの方が日頃行っている髪の洗い方で間違っている点をご紹介いたします。
1.髪を洗うシャワーが熱い
熱いシャワーで洗った方が気持ちいいという方、何度の設定になっていますか?もしかして40度を超えていませんか?熱いお湯で髪を洗っていると頭皮を痛めてしまいます。キューティクルも開いてしまって、パサパサした髪になってしまいます。髪を洗う時は、38度以下のお湯で洗うことをおすすめします。
2.シャンプー前のシャワーは髪を湿らせる程度
シャンプー前にシャワーで髪を濡らしますが、これはシャンプーを泡立ちを要する為などではありません。髪の汚れを洗い流す予備洗いなのです。この予備洗いをすれば約70%の汚れは落とせます。「湿らす」ではなく「洗う」というのを意識して行うようにしましょう。
3.2度洗いしている
美容室などで2度洗いしてくれるからと、自宅でも2度洗いしてしっかり洗っているという方、それは、必要な油分などまで洗ってしまっています。過剰なシャンプー洗いは、頭皮トラブルの原因になります。
4.爪を立てて洗っている
しっかり洗うのは大事ですが爪を立てて洗うと、頭皮を傷つけることになります。
5.すすぎは泡が流れればOK?
シャンプーをのすすぎで、泡がなくなればOKだと思っているかた、それは間違いです。表面の泡がなくなっていても、中の方や、頭皮、毛穴にはまだ洗い流せていないシャンプーが残っています。これは頭皮トラブルの原因となります。
6.トリートメントは根元から
トリートメントやコンディショナーを根元からつけていませんか?それは毛穴をふさいで、薄毛な抜け毛などの原因になってしまいます。
7.乾かす前に濡れた髪をブラッシングしている
髪を洗った後は、キューティクルが開いている状態です。ここにブラッシングで刺激を与えてしまうと、切れ毛やパサつきに原因になってしまいます。
8.タオルドライはゴシゴシこすっている
髪をあった後に、タオルドライする為に、ゴシゴシ髪や頭皮をこすっていませんか?キューティクルが開いている状態の髪をこすってしまうと髪の痛みの原因となってしまいます。
正しい洗い方は「シャンプー選び」から
髪の正しい洗い方は、実はシャンプー選びから始まるのです。シャンプーを選ぶ時、髪質にあったもの、なりたい髪質にしてくれるものというふうに選びがちですが、一番重要なのは、自分頭皮に合っているかどうかです。頭皮や体質に合っていないと、髪がキシキシになったり、頭皮を痛めたりしていまいます。
多くの方が使っている市販のシャンプーは高級アルコール系シャンプーに分類されます。女性に人気のエッセンシャルや、メリット、ラックス、マシェリ、パンテーンなどは全てこれに分類されます。洗浄力が強いので、お肌が強い人や薄毛の心配がない人は問題ありません。
脂性肌の人におすすめなのは石鹸系シャンプーです。洗浄力もあるので、しっかりと皮脂を取り除いてくれます。ですが、弱アルカリ性なので洗った後は髪のキシキシ感が気になるところです。
最近人気があるのは、アミノ酸系シャンプーです。弱酸性で刺激も少ないのでお肌にも優しい物になっています。ただ、少し値段が高めで洗浄力も落ちます。お肌が弱く乾燥肌タイプの人にはおすすめのシャンプーになります。
自分の肌質が当てはまるからといって、必ずしも合うとは言えません。使ってみて、特に髪や頭皮にトラブルが起きなくて、洗い上がりや、髪の状態に問題がなければ、それが自分に合っているということになります。
正しい髪の洗い方の流れ
正しい髪の洗い方をご紹介いたします。
1.ブラッシングする
髪を濡らす前に、しっかりとブラッシングして、髪表面の汚れなどを落としておきましょう。
2.シャンプー前の予備洗い
シャンプーをする前にシャワーで予備洗いをします。この段階で約70%の汚れを落とすことができるので、2~3分かけてしっかり流してください。
3.シャンプーはしっかりと泡立てて
シャンプーを髪に付ける時はしっかりと手のひらで泡立ててから髪に付けてください。泡立てずに、髪の上でこすりあわせて泡立ててしまうと、こすられた髪が傷んでしまいます。
4.洗うのは頭皮
髪を洗うといっても、一番重要なのは頭皮汚れをしっかりと落とすことです。指の腹をつかって、円を描くようにマッサージしながら洗っていきましょう。
5.すすぎます
洗っている時間の2倍の時間をかけて、しっかりとシャンプーを洗い流してください。耳の後ろなどは忘れがちなので、注意してください。
6.トリートメント・コンディショナーをする
毛先を中心に頭皮にはぜったいにつけないようにしてください。できれば、つけたあとに蒸しタオルなどで髪をまいて5分程度時間をおくと、髪に成分が浸透してくれます。
7.優しくしっかりタオルドライ
髪をタオルドライする場合、絶対にこすらないようにしましょう。まず頭皮を円を描くように優しく拭いていきます。そのあと毛先などをタオルではさんで、優しくぽんぽんとたたくよにして水分をとっていきます。
8.乾かす
髪を乾かす前に、洗い流さないタイプのトリートメントをつけましょう。その後、頭頂部から毛先に向かって乾かしていきます。髪から20㎝程度離して8割程度乾いたら、最後は冷風をあてて、キューティクルを引き締めることで、潤いのある髪が持続します。
正しくシャンプーをして頭皮トラブルとさよなら!
ここでご紹介したシャンプーの仕方を実践していただくことで、髪を頭皮トラブルから守り、健康な髪を育てる土台を作ることができます。どんなにいいシャンプーを使っても、自分の頭皮に合っていなければ意味がありません。また、自分にあったシャンプーを使っているのに、正しくシャンプーできていなければ、その効果を得ることができません。
今一度、毎日の自分のシャンプーの仕方を思い返してみて、今日からさっそく正しいシャンプーの仕方を実践してみてくださいね。