傷んだ髪を復活させる「オリーブオイル」の驚くべきヘアケア効果とは

日頃のヘアセットによるダメージや紫外線によるダメージで痛んでしまった髪の毛を復活させることが出来る身近なアイテムをご存知ですか。なんと、痛んだ髪を復活させるにはオリーブオイルが効果的なのです。

オリーブオイルは食べるだけではなく、髪の毛やお肌にも嬉しい効果があるのですね。今日は、そんな魅力いっぱいの「オリーブオイル」のヘアケア効果についてご紹介いたします。

オリーブオイルの効果

頭皮を健やかにする

お肌のクレンジング剤にオイルクレンジングがあります。これは油を含んだ汚れは油で落とすという仕組みでお肌をきれいにする方法なのですが、頭皮もお肌の一部ですから、この考えを当てはめることができるのです。

頭皮のケアに皮脂が詰まると頭皮トラブルや、薄毛や脱毛の原因になります。オリーブオイルで頭皮マッサージをすることで、毛穴に詰まった皮脂や汚れを浮かせて毛穴汚れを綺麗にすることができるのです。

また、オリーブオイルには保湿効果もあるため、頭皮の乾燥を防ぐ効果も期待できます。

髪の毛に潤いを与える

オリーブオイルにはオレイン酸という成分がたくさん含まれています。このオレイン酸は髪の毛に栄養を与えてくれる効果がありますので、髪の毛に使用すると潤いを与えてくれます。また、オリーブオイルは髪の毛のキューティクルを保護してくれるので髪の毛に艶を出すこともできるのです。

傷んだ髪に効果的な使い方

シャンプーの前にヘアパック

紫外線などでダメージを受け、パサつく髪にはオリーブオイルを使用したヘアパックがお勧めです。このヘアパックは髪の毛が乾いた状態で行います。

オリーブオイルを髪の毛の量や長さに応じて大さじ１杯～手に馴染ませます。頭皮マッサージに使用する分が大さじ１杯程度ですので、髪の毛の長さや量に応じてオリーブオイルは追加してくださいね。まずは頭皮、次に髪の毛の順にオリーブオイルをつけていきます。

オリーブオイルを髪全体に馴染ませたら、頭皮マッサージをしていきましょう。毛穴の汚れを押し出すイメージで、指の腹を使って頭皮を全体をマッサージします。

マッサージが終わったら、蒸しタオルで頭全体を包み１０分ほど放置し、時間が経ったら２回シャンプーを行ない、オリーブオイルを全て洗い流します。その後は普段通り、コンディショナーやトリートメントを使用して終了です。

シャンプーの後に保湿剤として

毛先の痛みや乾燥が気になる場合には、シャンプー後にもオリーブオイルで保湿することをお勧めします。

タオルドライ後、手に適量オリーブオイルをとったら、毛先を中心にオリーブオイルを馴染ませていきます。その後、ドライヤーの温風で髪の毛の根元から毛先に向かって当てます。ドライヤーとの距離が近すぎると熱で髪の毛を痛めますので２０センチ以上は離すようにしましょう。髪の毛を持ち上げながら、髪の毛の中の根元から乾かしていってくださいね。頭皮にまでオリーブオイルをつけてしまうと、翌朝嫌な臭いの原因となりますので、あくまでも毛先にだけつけるのがポイントです。

また、８割がた髪の毛が乾いたところで、ドライヤーを冷風に切り替えて乾かすと、髪の毛のキューティクルが引き締まり、髪の毛をツヤツヤに仕上げることが出来ますよ。

つげの櫛に染み込ませて

髪の毛をブラッシングする際に、つげの櫛を使用するとサラサラになるのはご存知ですか。つげの櫛はプラスチックや樹脂製の櫛に比べ静電気が発生しにくく、髪の毛に優しいのです。

つげの櫛を使用する際には櫛にオイルを染み込ませて使用するのが大切です。つげの櫛をジップロックに入れ、オリーブオイルを馴染ませ一晩置いてから使用すると髪の毛がつやつやサラサラになります。

一度、つげの櫛にオリーブオイルを染み込ませたら、しばらくはそのまま使用して構いません。櫛の汚れが気になったり、油分が不足して来たら、都度オリーブオイルでお手入れしてあげてください。

使用するオリーブオイルの種類は

オリーブオイルは風味や酸度、製造方法などからオリーブオイル（ピュアオリーブオイル）、ヴァージンオイル、エクストラヴァージンオイルの３つに分けることができますが、ヘアパックに使用する場合にはエクストラヴァージンオイルを使用しましょう。

ただし、高級なエクストラヴァージンオイルといえども、「油」には変わりありません。体質によっては頭皮に使用するとべたつきが気になる方もいらっしゃいます。そのような場合には、頭皮用のオリーブオイルも市販されていますので、そちらがお勧めです。頭皮用のオリーブオイルは一般的なオリーブオイルよりも水でさらっと洗い流しやすくなっています。