育毛は「成長ホルモン」がカギ！質の良い睡眠で髪を育む方法

睡眠が髪に影響を与えているのをご存知ですか？睡眠不足が続くと、それだけで薄毛や抜け毛が増えてしまいます。また、その日に受けたダメージを修復しているのも睡眠中になります。よく言われている22時～2時のゴールデンタイムにしっかりと質の良い睡眠をとることで、健康な髪を育てることができるのです。

とはいっても、睡眠と髪が影響あるのがわからないという人も多いので、質の悪い睡眠が髪にどんな影響を与えるのか、成長ホルモンの働きなどをご紹介いたします。また、質の良い睡眠をとるためのポイントなどもご紹介いたします。

質の悪い睡眠は髪に悪影響！

健康な髪を育てるには、睡眠はとても重要です。ゴールデンタイムとよばれている22～午前2時の4時間に、成長ホルモンの分泌が最も促されます。この成長ホルモンが髪や、体の様々な不調を修復・整備してくれているのです。睡眠不足が慢性化することは、抜け毛や薄毛の原因となってしまいます。

質の悪い睡眠になってしまう習慣として、以下のようなことがあげられます。

・就寝前の飲食
・過度の飲酒や寝酒
・熱いお風呂
・激しい運動
・部屋が明るい

これらは全て、質の悪い睡眠を作りだしてしまいます。質の悪い睡眠は、髪だけでなく健康な身体づくりにも支障をきたしてしまいます。

「成長ホルモン」の働き

成長ホルモンは毛母細胞を活性化させてくれるので、発毛促進効果が期待できます。成長ホルモンの分泌量が減っていくと、毛母細胞はどんどん弱まります。その結果、薄毛がどんどん進行していってしまうのです。

成長ホルモンは、体の様々な箇所を修復・整備してくれています。その中でもやはり優先順位が決まっているので、分泌量が少ない時でも、内臓や筋肉などが優先されてしまいます。極端にいってしまえば、髪はなくても生きていけます。成長ホルモンの量が少ない時は、髪まで修復が及ばないこともあるということなのです。

成長ホルモンを分泌させる方法はあります。

１．空腹になってから食事をする

成長ホルモンを分泌させる為には、グレリンという物質が必要です。これは、空腹の時にだけ分泌されます。よくお腹が空いていないのに、何か食べたりする人がいますが、それではせっかく作られた成長ホルモンが分泌されないままになってしまい、発毛や育毛を促進させることはできません。

忙しくお仕事されている方は、食事も偏ったり、不規則になりがちですよね。ですが、これをきっかけに見直してみるのも一つの方法です。一食の量を調節して、次の食事の前には、少し空腹になっているくらいにしていくのが理想的です。

２．睡眠をとる

成長ホルモンの分泌量が最大になるのは、22～午前2時の間です。寝始めてから30分～3時間の間に成長ホルモンが分泌されます。質の高い十分な睡眠がとれるように、寝る前のたばこやお酒、スマホやパソコンなどの使用は避けるようにしましょう。

３．運動

運動といっても、ダイエットをしたりするのではなく、適度にジョギング、ウォーキングや水泳などの有酸素運動をします。そうすることで、成長ホルモンも分泌されやすくなります。

質の良い睡眠を取るためのポイント

育毛や発毛を促進させる為には、質の良い睡眠をとる必要があります。いくつかポイントがありますので、ご紹介いたします。

１．就寝環境を整える

質の良い睡眠を取るには、まずは寝る環境を整えましょう。照明は間接照明程度にするのが深い睡眠を取ることができます。テレビなどは消して、静かな環境にします。
音がないと眠れないのなら、ヒーリングCDなども市販でありますので、波の音や、皮の流れる音などを聞きながら寝るのもおすすめです。

寝る前に考え事をしないようにします。その日にあったいやなことなどを思い出してしまうと、眠れなくなってしまいます。なるべく頭をからっぽにして何も考えないようにしましょう。

２．就寝3時間前には飲食を済ませる

夜遅くに食事をして、すぐに寝るという生活をされているかた、なんだか疲れがとれず、だるかったりしていませんか？寝る前に食事をしたことで、寝ている間に胃が消化することになります。そんな状態では、深い眠りに就くことはできません。就寝3時間前までに食事をすませることで、翌朝の目覚めがかなりスッキリ良くなります。

３．就寝前の飲み物に注意

就寝前にコーヒーなどのカフェイン飲料を飲まれる方がいます。カフェイン飲料だけでなく、たばこやお酒なども同様に、眠りの質を悪くしてしまいます。お酒に関しては、少量であれば、眠りを誘ってくれるのでOKですが、あまり毎日それに頼るというのはよくありません。どうしても寝付けないという時にはいいでしょう。

カフェイン飲料は、寝る4時間前まで、お酒は寝る3時間前までとし、それ以降は飲まないようにしましょう。