昔から「髪は女性の命」と言いますよね。
「髪の健康は頭皮から」なんていう言葉もありますが、髪の美しさを保つためには頭皮のケアは欠かせません。
正しい頭皮ケアは、いつまでも美しい髪を保てるだけでなく、顔のたるみも改善されるなどエイジングケアにも高い効果を発揮するんですよ。
でも、しっかり頭皮ケアをしているつもりで、実はやり方が間違っているという方も少なくないんです。
今回は、そんな女性にとって欠かせない頭皮ケアの効果や、自宅で手軽にできるケア方法をご紹介します。
あなたの頭皮ケア、間違っていませんか?
こんな間違った頭皮ケアしていませんか?
もし、しっかり頭皮ケアしているのに切れ毛や枝毛、抜け毛、薄気、フケやニオイといった髪や頭皮のトラブルに悩まされているとしたら、それは頭皮ケアが間違っているのかもしれません。
まずは、ありがちな頭皮ケアの間違いをご紹介しましょう。
NGその1:シャンプーは洗浄力の高いものを使う
必要以上に洗浄力の高いシャンプーは、頭皮にとって必要な皮脂まで根こそぎ取り去ってしまったり、肌への負担が大き過ぎて痒みなどを引き起こしてしまいます。
NGその2:たっぷりの泡でゴシゴシ洗う
たっぷり泡立ったシャンプーで洗う方が洗えている感があるからと必要以上にシャンプーを使ったり、痒みやニオイを抑えるために力を込めてゴシゴシ洗ってはいませんか?
シャンプーの使い過ぎは頭皮や髪へのダメージも大きくなってしまいますし、爪を立てて洗うと頭皮に傷がついてしまいます。
NGその3:すすぎはサッと流しておしまい
シャンプーやコンディショナーなどのすすぎ残しは、フケや痒み、抜け毛などの原因になります。
また、すすぎ残した成分が頭皮の皮脂を混ざり合って酸化することでニオイの元にもなってしまうんですよ。
NGその4:血行促進のためクシやブラシで頭皮を刺激
クシやブラシで頭皮をとんとんと叩く方がいらっしゃいますが、クシやブラシの先で頭皮を傷つけてしまう恐れがあります。
頭皮が傷つくと痒みや皮脂の過剰分泌、それによるニオイなどの原因になってしまいます。
NGその5:積極的に海藻を食べる
海草類=髪に良いというイメージがありますよね。
実際に、海草類に含まれるミネラル類は髪の健康に役立つものですが、頭皮にとってはそうでもありません。海藻をたくさん食べているからといって、それが頭皮の健康に直結しするわけではないんですよ。
頭皮ケアの効果
誤った頭皮ケアは、様々な髪や頭皮のトラブルを招いてしまいますが。正しい頭皮ケアを行うと以下のような様々な効果を得ることができます。
ニオイの予防・改善
頭皮は毎日皮脂や汗、埃などで汚れてしまいます。これを放っておくと、毛穴が詰まってしまったり、ニオイの原因にもなってしまいます。
きちんと頭皮をケアして汚れや余分な皮脂を洗い落とすことで、ニオイの予防や改善が期待できます。
健康な毛髪が育まれる
髪の毛にとって頭皮とは、植物にとっての大地です。
正しい頭皮ケアを行って血行の良い健康な頭皮環境を整えれば、老廃物はスムーズに排出され、頭皮の隅々まで十分な栄養や酸素が届き、健康的な毛髪が生えてくるというわけです。
アンチエイジング
頭皮は顔の肌と繋がっていますよね。そのため、頭皮の状態はお顔の状態にも直結しています。
頭皮のマッサージやヘッドスパでコリを取って血行を良くしてあげると顔のくすみやたるみまで改善されるんです。
アンチエイジングのほかに、眼精疲労や不眠にも効果があるんですよ。
自宅でもできる頭皮ケアのやり方
シャンプーから頭皮のマッサージまで、自宅で簡単にできる頭皮ケアの方法をご紹介します。
目的に合ったシャンプーを選ぼう
目的に合ったシャンプーを選ぶことで、頭皮ケアの効果をより高めることができます。
もし、既にフケやニオイといった頭皮トラブルを抱えているのであれば、頭皮トラブルに合った医薬部外品タイプのシャンプーを選ぶようにしましょう。
特に目立ったトラブルはない、または症状が軽く医薬部外品を使うほどではない場合は、洗浄力の優しい、低刺激タイプのシャンプーを選んでください。
シャンプーは1日1回
フケや痒み、べたつきやニオイを取ろうと、1日に何度もシャンプーをするのは逆効果です。洗い過ぎで頭皮に必要な皮脂まで取り去ってしまったり、頭皮に傷がついてしまうと頭皮環境は著しく悪化してしまいます。
シャンプーは1日1回、就寝前がベストです。
シャンプーを行う前は念入りにブラッシングをし、頭皮や髪についている汚れを浮き上がらせ、そのあとぬるま湯で地肌をマッサージするように湯洗いします。それだけで汚れの80%は落ちると言われています。
シャンプーの量を減らして、髪や頭皮へのダメージを減らすことにも繋がりますので、シャンプー前のブラッシングと湯洗いを習慣にしましょう。
シャンプーや指の腹で優しくマッサージするように行う
力を入れてゴシゴシ洗ったり爪を立てたりすると、地肌を傷つけてしまいます。
500円玉程度のシャンプーを同量の水(又はぬるま湯)でしっかりと泡立ててから頭に移し、髪全体によく馴染ませてから、指の腹でマッサージするように洗いましょう。
すすぎこそ念入りに
シャンプーやコンディショナー、トリートメントなどのすすぎ残しは、地肌トラブルを起こすことに繋がります。
洗うときよりも時間をかけるくらいの気持ちで念入りにすすぐようにしましょう。
頭皮マッサージを習慣にしよう
毎日ヘッドスパに通うのは現実的ではありませんが、入浴中やテレビを見ながらなど、ちょっとした時間に自分で頭皮マッサージすることを習慣にしてみましょう。
髪の生え際やこめかみ、頭全体など、少しずつ場所を変えながら、少し強いくらいの力で行います。
シャンプーと同様に、爪を立てずに指の腹でマッサージしてくださいね。
頭皮のためには睡眠や休養も大切
疲れやストレス、食生活の乱れや運動不足は、血行不良や痒みなど様々な頭皮トラブルを引き起こします。
適度な運動やバランスの良い食生活はもちろん、規則正しい生活を心掛けて十分な睡眠を取るなどして心身を休めるよう心掛けましょう。
頭皮も肌の一部であり、頭皮の健康は髪の健康だけでなく顔の見た目年齢とも密接な繋がりがあります。
体の健康と同じく、頭皮の健康も「保つ」ことが非常に重要です。
シャンプーのやり方を見直したり、頭皮マッサージを行ったり、十分な休養をとり、これからさきも長く健康が保てるようにしていきましょうね。