睡眠は、自律神経やホルモンバランスを整えるためには、とても大切な時間です。その時間をもっと効果的なものにするためには、眠る時間にもポイントがあるのです。
今回は、睡眠不足で育毛効果をアップするための方法についてご紹介するとともに、睡眠不足と薄毛の関係についてもお話していきたいと思います。
睡眠不足と薄毛の関係
睡眠不足と薄毛には、とても深い関係があります。しかし、近年スマホなどのインターネットが盛んとなり、夜更かし気味の方が増えているのが現状です。では、一体睡眠不足と薄毛にはどのような関係があるのでしょうか。
睡眠の役割とは
睡眠は、休息・修復・成長の３つの役割を担っています。睡眠することで、これら３つの効果を得ることが出来るため、肌荒れを防いだり、筋肉を修復したりと、生活に必要不可欠なものなのです。
そのため、睡眠不足が続くと、さまざまなトラブルを引き起こします。肌荒れ、頭皮トラブル、髪の傷みは、女性にとっては辛いトラブルばかりですよね。そんなトラブルを改善し、治してくれるのも良質な睡眠です。頭皮トラブルは薄毛を引き起こす原因にもなることはご存知かと思います。そのため、良質な睡眠をとることは、薄毛を予防することにつながるといえます。
睡眠中の成長ホルモンで髪は育つ
睡眠中は、交感神経から副交感神経に切り替わり、副交感神経が活発に働き始めます。副交感神経に切り替わることで、成長ホルモンが分泌され、髪の成長を促すのです。
成長ホルモンが正常に分泌されることで、髪は育ち、薄毛や抜け毛を防ぐことにつながります。そのため、副交感神経に体が切り替わるよう、規則正しい睡眠時間を心掛けることが大切なのです。このように、美容の大敵といわれている睡眠不足は、育毛の大敵にもなることが分かりますね。
育毛のために寝ていなければいけない時間
育毛のために寝ていなければいけない時間帯があることはご存知でしょうか。ゴールデンタイムといわれている時間帯になるのですが、その時間は意外にも早いため、なるべくその時間に眠る習慣をつけることが大切です。
２２時～２時がゴールデンタイム
睡眠をたっぷりとることも大切ですが、質の高い睡眠をとることが育毛につながります。特に心掛けていただきたいのが、ゴールデンタイム以内に眠ることです。
ゴールデンタイムは、夜の２２時～２時となっています。しかし、ここで１つ注意していただきたいのが、この時間までに深い眠りについておく必要があるということです。そのため、２時までに眠れば良いというわけではなく、２２時には布団に入り、目を閉じて眠る体勢に入っている必要があるということなのです。
もちろん、仕事環境によっては、その時間に眠ることが難しい方も多いと思います。それでも、なるべく０時までには眠るようにしておきましょう。２時に眠る人と、０時にまでに眠る人とでは、育毛効果にかなりの差が生じます。
また、睡眠時間については、６時間～７時間を心掛けるようにして下さい。眠り過ぎることは、疲れやすくなる原因にもなりますので、注意して下さいね。
睡眠不足はストレスの原因に
薄毛や抜け毛の原因となるストレスは、睡眠不足が原因で引き起こされることがあります。これは、睡眠をしっかりとれていないことで、脳や体が十分に休息できていないことが原因なのです。
ストレスは育毛の敵
ストレスを多く感じることは、私たちの体にさまざまな悪影響を及ぼしますが、育毛にも悪影響を及ぼしてしまいます。これは、ストレスが頭皮の血の巡りを妨げることが原因となっています。
私たちが食事で摂取した栄養は、血液によって全身へ運ばれます。頭皮も同じように、血液から栄養を受け取り、育毛や発毛を促しているのです。ところが、ストレスを感じると頭皮は硬くなり、血液循環が悪化してしまいます。そのため必要な栄養が届かなくなり、薄毛の原因を引き起こしてしまうのです。
ストレスを解消するためには、さまざまな方法がありますが、睡眠をきっちりとることも大切です。まずは睡眠環境を整えることこそ、育毛効果をアップするためには効果的と言えるのです。
育毛効果を上げるにはツボ押しも効果的
睡眠環境を整えるとともに、ツボ押しで頭皮の血行を促してあげることも効果的です。育毛に効果があるツボは、以下の３つになります。
・百会…頭頂部
・角孫…耳の上
・玉枕…後頭部
ツボの位置が中々分かりにくいという方は、頭皮全体を指の腹でマッサージするだけでも効果的です。しかし、ツボ押しを毎日行っても、睡眠環境が整っていないと育毛効果は中々得ることができません。あくまでプラスするものとして考え、ゴールデンタイムに眠り、質の高い睡眠を目指すことを大切にして下さいね。
質の高い睡眠をとり、いつまでもハリ・コシのある美髪を目指していきましょう。
