準備しながらできる!「蒸しタオル」を使った寝癖直しテクニック

準備しながらできる!「蒸しタオル」を使った寝癖直しテクニック

 

出勤前や登校前の朝の忙しい時間の5分は本当に貴重ですよね。

そんな1分1秒も惜しい時間の天敵が、バッチリついてしまった寝癖!

早く出なきゃ行けないのに直らない、でも寝癖がついたまま出るわけにもいかない……そんなときは、出掛ける準備をしながらできちゃう「蒸しタオル」を使った寝癖直しテクニックがおすすめです。

今回ご紹介するテクニックなら、市販の寝癖直し用製品のように消耗品ではないので経済的だし、冬でも蒸しタオルが冷えて寒いなんていうこともありません。

ササッと寝癖を直して、いつもより余裕を持って出掛けちゃいましょう。

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寝癖の原因は「水素結合」

寝癖の原因は分子結合の一種、「水素結合」です。

髪は、濡れた状態から乾いていくときに内部にある水素が結合し形が固定されていきます。

髪をしっかりと乾かさずに寝てしまったりすると、髪が枕や頭で曲がった状態で押さえつけられた状態で固まってしまうため、寝癖になってしまうんですね。

寝癖を直すためには、まず髪を濡らして結合を解き、まっすぐな状態で再び乾かして水素結合させる必要があります

準備しながらできる!「蒸しタオル」を使った寝癖直しテクニック

 

蒸しタオルを使った寝癖直しの流れ

<用意するもの>

・フェイスタオル 1枚
・電子レンジ

フェイスタオルは、厚みのあるものの方がぬくもりが長続きするのでおすすめです。髪の量や長さによって、合っているものを選んでください。

<寝癖直しの流れ>

1.タオルをお湯または水で濡らす

濡らしたタオルは、タオルの中に水分は残りつつ、でも水は垂れない程度に絞っておきます。

2.電子レンジで温める

温める時間は生地の厚みによって異なります。オートモードがある場合はそれを使用し、ない場合は1分前後電子レンジにかけ、タオルを少し広げると湯気が上がるくらいまで温めます。

タオルはそのまま畳んで電子レンジに入れても構いませんが、ビニール袋などで包んだ方が早く温まります

3.頭に巻く

髪を包み込むように熱々の蒸しタオルを頭に巻きます。上手く巻けなければ、クリップなどで留めておくだけでも大丈夫ですよ。

寝癖が毛先についている場合でも、根元から髪を覆うようにしましょう。

このまま、髪がしっとりするまで置いておきます。その間に朝の準備をしてしまいましょう。

髪が根元からしっとりしたら蒸しタオルを取って、ブラシとドライヤーでブローしてください。

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それでも直らない頑固な寝癖は?

それでも寝癖が直らない!という場合、蒸しタオルを巻いている時間が短くて、水分が髪の内部まで浸透していないことが考えられます。もう少しじっくり時間を置いてみましょう。

じっくり置いている時間もないという場合は、ミストやスプレー、オイルの力を借りましょう。

1.水や精製水のミスト、スプレーで髪を内側までしっとりさせる

寝癖のついている部分だけ湿らせてもあまり意味はありません。髪から離して使用し、根元から毛先までまんべんなく髪を湿らせましょう。

2.椿オイルやホホバオイルなどを髪に揉み込む

オイルは乾燥している髪より湿っている髪に使った方が浸透率が上がります。特に寝癖の激しいときは、オイルも併用してみましょう。

3.ブラシで整えながらドライヤーをかける

準備しながらできる!「蒸しタオル」を使った寝癖直しテクニック

 

寝癖そのものを予防するためには

寝癖を早く直す方法も身につけておきたいテクニックですが、そもそも寝癖がつかなければ蒸しタオルを用意する時間すら必要なくなりますよね。

寝癖そのものを予防するためには、どのような方法があるのでしょうか?

1.髪の毛はしっかり乾かしてから寝る

やはりこれが基本中の基本です。

完全に乾燥させておかないと、寝ている間に髪が曲がった状態で乾燥し、寝癖となってしまいます。

2.ドライヤーの最後は冷風をあてる

温風で髪を乾かしたあとは、冷風で冷やすようにしましょう。

冷風を当てることで髪が冷やし固められスタイルが固定されるだけでなく、温風による汗が原因で髪の水素結合が解け、寝癖の原因になることを防止することができます。

また、髪の流れに沿わせるようにドライヤーを当てることでキューティクルが閉じ、髪にツヤが現れます。

3.髪を軽くまとめて寝る

ロングヘアの人は、寝ている間に髪が広がって寝癖がついてしまうのを防ぐため、シュシュなどで緩く髪をまとめておくのがおすすめです。

キツく結んでしまうと結び目に型がついてしまうので、「緩め」がポイントです。
翌朝ゆるふわの髪型になっているように、緩い三つ編みにまとめておくのも良いですね。

4.ナイトキャップやフードを被って寝る

ショートボブやミディアムの人は、フードを被る寝癖予防がおすすめ。寝ている間に髪が広がってしまうのを防ぐことができます。

外国の映画などでみかけるようなナイトキャップなら、ロングヘアの人でも使用することができます。
キャップの中に髪を押し込めるので多少の癖はつきますが、寝癖よりも簡単にとれてしまうんですよ。

寝返りによる摩擦で髪が傷んでしまうのも防止できて一石二鳥。特に保湿効果の高いシルク製のものが髪の美容という面でもおすすめです。

「外国のお婆ちゃんみたい」と思われるかもしれませんが、渡辺直美さんがテレビで紹介されたのをきっかけに人気が高まっているアイテムなんです。

5.カーラーを巻いて寝る

またおばさんみたいなアイテム?いえいえ、カーラーも、ズボラとおしゃれを両立したい我侭女子に大人気のアイテムなんです。

朝コテを使う手間も省け、コテよりもふんわりとした自然な仕上がりになるのが魅力です。

スポンジ製の柔らかいカーラーなら、寝るときにも痛くなりません。

朝起きて髪が爆発しているとショックですよね。

でも、寝癖直しに焦りは禁物。

蒸しタオルを使った寝癖直しテクニックで、身支度をしながら寝癖も直してしまいましょう。寝る前から寝癖を予防しておけば、さらに時短できますよ。

時間と心に余裕を持って、颯爽とお出掛けしたいですね。

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