どの部分を痩せたいですか？と聞かれると「お腹」「お腹周り」「ウェスト」と答える方が多いです。くびれたウェストは美しく、本当に憧れますよね。でも、運動が苦手な方にとってくびれを手に入れるのは簡単なことではありません。
くびれを作るとどんないいいことがあるのでしょうか？まずはそのメリットからご紹介いたします。どこの筋肉がくびれと関係しているのか、ストレッチのやり方なども併せてご紹介いたします。運動が苦手な方でも継続しやすいものをピックアップしてみました。
くびれを作るメリット
スタイルが美しく見えるようになる
くびれができるということは、腹筋も鍛えられているということです。見た目スタイルがすごくよく見えるようになるので、若く見られるようになります。姿勢がよいとそれだけでその人自身の印象も格段にアップします。
バストアップ
ただ痩せているだけでは何の魅力もありません。くびれができると、バストのサイズがアップしたわけではないのに、そういう風に見せることができます。ウェストがシェイプアップされることで、バストが強調されるようになるからなのです。
選べる服の幅が広がる
くびれがないと、そこを隠そうとしたり、ごまかそうとする服ばかりを選ぶようになります。ですが、くびれができることでスタイルがよく見えるようになるので、選べる服の幅もぐんと広がります。
憧れのスリムフィットなスタイルも、かっこよく着こなせるようになります。
モテ女子になれる
くびれができることで、スタイルがよく見えるようになり、姿勢もよくなります。男性の目から見ても非常に魅力的な女性になります。ポッチャリとした感じの体型の女性でもモテる女性はきれいなくびれを持っていたりするものです。
グラビアで活躍している女性は、バストもヒップも大きく、見た目ポッチャリとした印象がありますが、くびれるとこはしっかりとくびれています。
どの筋肉を使うの？
くびれを作るとなると腹筋を鍛えればいいと思っていませんか？腹筋を鍛えてもくびれはできません。腹筋をして鍛えられるのは、「腹直筋」という筋肉です。ここを鍛えることも必要かもしれませんが、くびれをつくるには「腹斜筋」を鍛えなければいけません。
「腹斜筋」という言葉を聞いたことがある方も多いはずです。左右両方の肋骨の下から脇腹にある斜めに走っている筋肉です。腰の曲げ伸ばしや、ひねりの際に使う筋肉になります。ということは、普段は意識しなければあまり使われない筋肉ということになります。
そしてこの筋肉は、「外腹斜筋」「内腹斜筋」の二つからなります。
肋骨から骨盤にかけて、お腹を上にひっぱり引き締めているのが「外腹斜筋」です。一方、骨盤から肋骨にむかって、内臓を安定させたり体幹を支える役目をもっているのが「内腹斜筋」になります。
くびれを作るために腹斜筋を鍛えても、普段意識しないと使われない筋肉なので、くびれを手に入れたからといって気を抜くと衰えてしまいます。何もしていないと、年齢とともにくびれが無くなっていくのも納得できるのではないでしょうか。
くびれを作るために鍛える腹斜筋。鍛えることで筋肉量があがり、代謝もアップするので、ダイエット効果も期待できます。さらに、お腹周りも温められることで、「冷え性」も改善することができます。
ストレッチのやり方
寝たまま下半身ひねり
１．仰向けに寝ます。
２．リラックスして両手を広げます。
３．両足をそろえた状態でそのままゆっくりと上にあげていきます。
４．まっすぐ上に上げたら、両膝をつけて足をそろえたまま左側に倒します。床につくまで倒さないで、その手前で止めてください。
５．ゆっくりと足をもとに戻します。
６．反対側も同様にして行ってください。
このストレッチを行っている最中は呼吸を止めずに、ゆっくりと行うのがポイントです。左右各10回を目標に行いましょう。
立ってひねりストレッチ
１．肩幅くらいに足を開いて胸の前のところで、両手の指先をあわせてください。
２．下半身は動かさないで、上半身だけを左にゆっくりとひねります。
３．次に、同じように右にゆっくりとひねります。
左右各10回行って1セットを目安にしてください。このストレッチなら、いつでもどこでも行えます。人の目が気になるなら、トイレなどでも行えます。気づいたときにちょっと身体を動かしてリフレッシュする感覚で習慣化させましょう。
脇腹ストレッチ
１．肩幅に足を開いて立ちます。
２．左手は頭の後ろに添えます。
３．左側にゆっくりと息を吸いながら横に上半身を倒します。
４．息を吐きながらゆっくりと元の位置に戻ります。
右側も同じように行って、左右各10回ずつ行いましょう。
サイドブリッジ
１．寝転がり横向きになります。
２．下になる方の肘を直角に曲げ、身体を支えます。この時、肘が肩の下に来るようにします。
３．ぐっと力を入れて腰を浮かせます。この時身体が一直線になるようにキープします。
４．そのままの状態で30カウント。
身体の向きを反対にして同じように行ってください。これは体幹を鍛えるトレーニングにもなります。
雑巾しぼりストレッチ
１．仰向けに寝て足を肩幅に開きます。
２．手を胸の前であわせて、上半身を左にひねります。この時下半身は動かさないようにしてください。
３．もとの姿勢に戻ったら、次は右方向に上半身をひねりましょう。
雑巾をしぼるように見えるこのストレッチを、左右10回行います。
くびれをキープするためには
頑張って手に入れたくびれをキープするためには、ストレッチなどを習慣化させることが必要です。意識して使ったり鍛えたりしなければ、腹斜筋は衰え、くびれが無くなってしまいます。
ここでご紹介したストレッチは、どれも無理なく行えるものばかりです。寝る前に行えるものや、ちょっとした仕事の合間にリフレッシュする感覚で続けられるものを選んでいます。是非習慣化させてください。
また、ストレッチだけでなく、やはり食生活にも注意が必要です。お腹周りはぜい肉が付きやすい部分でもあるので、ストレッチなどをしているからといって気を抜いてはいけません。食生活にも気を付けて、健康的なダイエットと併せておこなうのがおすすめです。
くびれを手に入れれば、今以上に美しくなれることは間違いありません。年齢のせいにしないで、もう一度くびれを取り戻してみませんか。
