二重あごは、少しポッチャリとした印象を与えてしまいます。体を引き締めるのは結果がでやすいのですが、体重が落ちたのにも関わらず、二重あごだけが解消されずお悩みの方は多いはずです。
まずは二重あごになってしまう原因を知っておきましょう。ポッチャリ見せてしまうこの現象を簡単に解消する方法をご紹介いたします。また、生活習慣を見直すことも必要ですので、併せてご紹介いたします。
二重あごの原因
たるみ
年齢を重ねていくと、身体の筋肉は衰えていきます。それと同じように、あご部分の筋肉も衰え垂れていき二重あごになってしまいます。
脂肪
まさかあごに脂肪がつくなんて、と思っている方も多いようですが、あごにも皮下脂肪はつきます。これがどんどんたまっていくことによって二重あごが出来上がります。太るとすぐに顔に出るという方は自覚されているはずですが、体重が増えるとすぐに二重あごになってしまう傾向があります。
むくみ
フェイスラインのリンパの巡りが悪くなることで、老廃物が上手に排出されなくなります。これがむくみとなってあらわれ、二重あごになります。
姿勢の悪さ
猫背や前のめりになっている姿勢の方、歩く時に下を向いて歩く癖がある方、その姿勢の悪さが、二重あごを作っています。最近はスマホやパソコンを使う方が多く、どうしても顔を下にしたり、顔が身体よりも前に出ている姿勢をとる傾向があります。
こういった姿勢を続けると、首の筋肉を使わない状態が続き、弱ってたるんでしまいます。また、首の姿勢が崩れることで、それを支える背骨や骨盤などにもゆがみという悪影響を及ぼし、頭痛や肩こりなど、様々な不調の要因となってしまいます。
簡単に解消する方法
リンパを流すストレッチ
リンパの巡りをよくすれば、たまった老廃物が流れやすくなり、二重あごを解消してくれます。日常生活の中で、首だけを動かすということはありません。だからこそ、ストレッチをして、首の筋肉をほぐしてあげることが大切です。
1.両手で両肩を抑えて肩が動かないようにします。
2.首だけを前に動かします。顔を前に突き出すような感じになります。
3.首だけを左右に動かします。顔を横に向けるのではなく、首だけを動かします。
これを前、左右、各10回ずつ行ってください。
姿勢を正す
1.壁に背中をつけて立ちます。
2.後頭部、腰の後ろ、かかとをしっかりとピッタリ壁につけます。
この姿勢を60秒カウントします。簡単そうに思われがちですが、実際にやってみると首のところが苦しく感じる方もいます。そういう時は、ラクに感じる位置になるまで頭をずらしましょう。
スマイルエクササイズ
鏡の前に立って、顔をみながら行ってください。
1.まず、口が閉じている状態から思いっきり口角を上げます。「いー」の口です。首の筋がでるくらい、しっかりとあご部分に力を入れて引き上げてください。これで5カウント。
2.もとに戻します。
これを10回を目安に行います。やってみるとわかるのですが、かなり表情筋や首筋に効いているのを実感できるエクササイズです。
リンパマッサージ
1.右手の手のひらを右耳の下にあててそのまま鎖骨まで上から下へ擦ります。これは3回おこなってください。
2.次は左手を使って右耳の下から肩先まで擦るのを3回行います。
3.左側も同様にして行ってください
4.両手の人差し指と中指をあごにおき、そのまま頬骨部分までフェイスラインを擦り上げます。これを5回行います。
5.両手の親指と人差し指で顎骨をつまみ、耳の下までフェイスラインにそって押していきます。これも5回行ってください。
6.両手の親指以外の4本の指で、まずは右側から顔全体を下から上に引き上げるようにかるくたたき上げます。
7.左側も同じように行います。
たるみ解消エクササイズ
1.まっすぐ前を向いた状態からゆっくりと上を向きます。顔が水平になるくらいまで上を向いてください。
2.そのままの状態で下唇を上へ突き出し5カウント。
これを1日3セットを目安に行います。どこででもできるエクササイズで、あごの筋肉をしっかりと鍛えることができるので、たるみ解消に高い効果が期待できます。
生活習慣も見直そう!
二重あご解消には、生活習慣も見直して行く必要があります。
頬杖はNG
頬杖をつくということは、姿勢も悪い状態です。それだけでなくあごにあるリンパの流れを止めてしまいます。むくみを引き起こす要因にもなりますので、頬杖をつく癖がある方は、意識してなおすようにしましょう。
姿勢に注意
パソコンを使っていて、ついつい猫背や前傾姿勢になってしまったり、スマホを見るときは下を向きがちになっていませんか?姿勢が悪いと二重あごになってしまいます。背筋をしっかりとのばし、胸を張って顔が前に出ないようにしましょう。
肩と耳が水平になるよう意識して、正しい姿勢を心がけるようにしてください。
ガム
ガムは顎の筋肉を鍛えるのに最適といえます。しっかりと咀嚼することで、あごの筋肉を鍛えられ、二重あご解消につながります。ガムもいろんな種類のものがありますが、噛み応えのある板ガムがおすすめです。また、ノンシュガーのものならカロリーも抑えられるのでダイエットにもピッタリです。
しっかりと噛む
先にも書いておりますが、咀嚼はあごの筋肉を鍛えてくれます。食事中は、1口30回程度は噛むように意識しましょう。今までそれほど食事中の咀嚼回数を気にしていなかった方も、この機会に一度自分が1口何回くらい噛んでいるか数えてみてください。
太って見えてしまう二重あごを防ぐこともできるので、是非しっかりと噛んで食べるようにしてください。
予防も大切
二重あごは、気づいたらそうなっていた、とい方が多いです。痩せていても二重あごの方は、「どうして太ってもいないのに二重あごになるの?」と不思議に思うはずです。でも、それにもきちんと原因があるのです。
今回ご紹介した原因のどれに当てはまるのか、一度自分でしっかりと考えてみましょう。原因がわかったら、エクササイズやマッサージ、日常生活などを見直して解消してください。
でも、二重あごはちょっと油断するとすぐにまた繰り返してしまいます。日頃から二重あごにならないよう、姿勢や咀嚼を意識する必要があります。
すっきりフェイスラインは小顔にも見せてくれます。二重あごを解消した後は、しっかりと予防することを忘れないでくださいね。