髪にツヤがなくパサパサしているのと、ツヤがあってキレイな髪の毛ではだいぶ印象が変わってきます。
髪にツヤがなくパサパサしているとガサツそう、自分のお手入れをしていなさそう、女子力なさそうなどマイナスイメージを与えかねません。一方ツヤがある髪の毛は、きちんとしていそうに見えたり、お手入れを怠らない身だしなみの良さが感じられます。
髪の毛がパサパサになってしまうと、ストレートヘアもキレイに見えませんし、巻き髪にしてもツヤがないので汚らしく見えてしまいます。
今回は日頃から出来る髪の毛をうるつやにする「5つ」の方法をご紹介します。
パサパサが治らない理由
髪の毛がパサパサしてつやがなくなると、不必要に髪の毛が膨らんだり、枝毛が目立ったり、ハネたり収まりが悪くなってしまいます。
この髪の毛がパサパサになってしまう理由を挙げてみます。当てはまることはありませんか?
パーマ・縮毛矯正、カラーなどの影響
一昔前に比べると、今は格段とパーマ・縮毛矯正やカラーの薬が良くなってきました。だいぶダメージを少なくして施術が可能になってきたところもあります。
縮毛矯正やデジタルパーマなどの普及が増えているので、それに伴い縮毛矯正やカラーの両方をされている方は決して珍しくありません。縮毛矯正もカラーも地毛が伸びてしまえば、生えてきた新生毛が目立ってしまい、またしなくてはという気にさせられます。
こうした繰り返しが時に切らないと取り返しがつかない程のダメージが出てしまう結果を招きます。
昔のようにパーマ・縮毛矯正やカラーが主流ではなかった頃は、今ほど髪の毛がパサパサした人はそんなにいませんでした。
アイロンやコテの使用頻度が多い
たまにアイロンやコテを使う分にはさほど影響はありませんが、毎日出掛ける度にアイロンやコテを使うようでは、アイロンやコテは高温なので、髪の毛のキューティクルが剥がれ、髪の毛内部のコルテックスという水分が蓄えられた所から水分がなくなって、髪の毛がパサパサしたりゴワついてつやがなくなってしまいます。
シャンプー剤の洗浄力が強い
整髪料をつけている、皮脂が多いからなどの理由で、つい泡立ちの良い洗浄力の強いシャンプーを使いたくなることもあるかもしれません。
洗浄力の強いシャンプーを使うことで、必要以上に髪の毛の栄養成分や皮脂を洗い流してしまうので、パサパサしやすくなります。
紫外線の影響
紫外線を毎日浴びたりすれば、肌だけでなく髪の毛にもダメージが出ます。髪の毛の乾燥や水分がなくなってパサパサになりやすくなります。
空気の乾燥
空調の利いた室内や冬場の乾燥した空気では、肌が乾燥するように髪の毛も乾燥します。乾燥すれば静電気も起こりやすくなり、摩擦で髪の毛もダメージを受けやすくなります。
髪の毛をドライヤーで乾かさない
髪の毛を洗ったらそのままにしていませんか?
特に夜就寝前に入浴して髪の毛を洗ったまではいいが、眠いからとか時間がないからと濡れたまま寝てしまうと、それが毎日になれば髪の毛って傷むんです。
濡れている髪の毛はキューティクルが開いている状態で、枕などで擦れてしまえば、キューティクルが剥がれやすくなり、髪の毛にダメージを与えてしまいます。
特に髪の毛の後ろ側の表面が傷んでしまうのがそうです。
タオルでガシガシ拭いてしまっている
シャンプー後のタオルドライは、決して髪の毛を擦るように拭かないで下さい。濡れた髪の毛にゴシゴシガシガシと拭いてしまうことで、キューティクルが剥がれて髪の毛を傷めてしまいます。
優しくポンポンポンと押さえ拭きするような感じで拭きます。
傷むから髪の毛洗わないは間違え
傷むから髪の毛は洗わないなんていう方いませんか?
皮脂分泌が少なくとても乾燥肌の方は毎日洗うことで逆に皮脂を取り過ぎてしまうこともあるのでこの場合は例外ですが、整髪料をつけていたり通常の皮脂量の方は1日1回の頻度で洗うのがベターです。
髪の毛が汚れたまま寝ることだけは避けましょう。
正しいドライヤーの使い方
普段何気なく使っているドライヤーにも正しい使い方があります。
ここでドライヤーの使い方のポイントをいくつかご紹介します。
ドライヤーと地肌との距離
ドライヤーを当てる際、どの位地肌と離して当てていますか?
近すぎても熱いし下手したら火傷してしまいますし、髪の毛や地肌を傷めてしまいます。逆にドライヤーと地肌が離れ過ぎても、腕は疲れるし髪の毛を乾かす効率が悪くなります。
目安としては地肌から15~20cm程離して当てます。
地肌から乾かす
特にロングヘアでは、毛先中心に乾かそうとする方が多いです。必ず地肌から乾かすようにしましょう。
地肌が乾いていないと、熱や湿気がこもって雑菌が繁殖しやすくなります。
いろんな方向からドライヤーを当てる
一点にばかり集中してドライヤーを当てれば、髪の毛や地肌に負担をかけます。
ドライヤーを左右に振りながら、いろんな方向から風を当てます。
8~9割乾いている状態がベター
あまり湿り気が多いのでは、雑菌が繁殖し臭いやすくなります。地肌中心に8~9割程度に乾いているくらいが良いでしょう。
トリートメントでケア
パーマやカラーなどをしているけれども、シャンプーしかしていない、もしくはリンスインシャンプーだけ、もしくはシャンプーリンスで済ますなどよりは、定期的にトリートメントを使ってケアをしている髪の方が断然キレイな髪の毛が維持できます。
特にパーマやカラーをしているなら、トリートメントは必須です!
このトリートメントも、もし時間があるなら、トリートメントをつけたらよくコーミングしたり、ラップやホットタオルなどを巻いて時間を置くことで更に浸透力がアップします。
また、洗い終えてコーミングする際には、アウトバストリートメントをつけて、コーミングやブラッシングの摩擦、またドライヤーの熱から髪の毛を守りましょう。
洗い過ぎに注意
洗浄力の強いシャンプーでは、必要な潤いや髪の毛の内部のタンパク質を取り過ぎてしまいます。
アミノ酸系成分配合の優しいタイプのシャンプー剤を使いましょう。
朝のシャンプーは避ける
朝のシャンプーは、朝髪の毛をきちんとイチからセット出来ることと、何より洗いたてで朝のお出かけがスタート出来ていいのですが、問題点もあります。
1.シャンプー剤の洗い残し
朝は急いでたり、シャンプードレッサーのような洗面台で洗うことが多く、シャンプー剤のゆすぎ残りが出やすいのです。
2.紫外線防止にはよくない!?
紫外線から頭皮を守る保護膜というのが存在します。それは洗髪後6時間以降に出るので、朝洗いたてで紫外線を浴びてしまうことで、この保護膜が少ない状態になっているので紫外線ダメージも受けやすくなります。
3.夜洗わなくなるのも問題
朝シャン派に多いのが、朝髪の毛を洗えばいいやとなって、夜洗わなくなることです。夜洗わないことで、その日の汚れや汗皮脂がついたまま寝てしまうことに。髪の毛が一番成長する就寝時間に、成長が妨げられてしまう結果に。そうなってくると、キレイで健康的な髪も育ちにくくなってしまいます。
ブラッシングしていますか?
ブラッシングをしていますか?
ブラッシングをすることで、髪の表面を整えツヤを出してくれます。
髪の毛が絡まるから面倒・・・ではなく、丁寧にゆっくり上質なブラシでブラッシングをしましょう。
髪の毛にツヤがあってキレイな人は、上品で育ちが良さそうに見えます。どんなに素敵な方でも、髪の毛がパサパサでは魅力も半減です。
一度傷んで枝毛になってしまった髪の毛は修復が出来ません。トリートメントなどで多少感触を良くすることは出来ますが、髪の毛自体の回復は難しいです。
傷んでどうにもならないところは、まずは切ってしまいましょう。それから先程挙げた方法を試みて、キレイな髪の毛を維持していきましょう!