「毛髪増」も見込める?筋肉を増やすプロテインの育毛効果の秘密

「毛髪増」も見込める?筋肉を増やすプロテインの育毛効果の秘密

 

筋力トレーニングを行う人にはおなじみの「プロテイン」。タンパク質を摂りやすい粉末やドリンクにしたものです。プロテインは薄毛のお悩みにも使えることをご存知でしょうか。髪の主成分であるタンパク質を効率的に補って、髪を強くしましょう。

今回は、育毛と関係のあるプロテインの種類と、プロテインの飲み方を紹介します。

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プロテインと髪の毛の関係

人間の髪は、頭皮の「毛母細胞」で生まれます。合成された毛髪が皮膚の外に出てきて初めて髪の毛として機能します。髪の毛はタンパク質である「ケラチン」が主成分で、99%も占めています。

そのためタンパク質が不足すると髪が細くなったり、髪の毛が減ったりすることがあります。厳しい筋力トレーニングを行うと髪が減ることがあるのは、髪のタンパク質が不足しているからです。また、タンパク質の摂取量を大幅に減らす過激なダイエットは、髪へ届けるタンパク質が不足するため薄毛の原因になります。

タンパク質は体重1kgに対して1g程度摂取するのが望ましいです。イメージよりも量が多いのではないでしょうか。髪以外にも様々な臓器や組織で使用されるため、常日頃から摂取する必要がある栄養素です。

プロテインは純粋かつ良質なタンパク質なので、効率よくタンパク質を摂取することができ、栄養不足の髪に補給することができます。

「毛髪増」も見込める?筋肉を増やすプロテインの育毛効果の秘密

 

育毛に良いプロテインの種類

プロテインは、動物性の「ホエイプロテイン」と植物性の「ソイプロテイン」に分けられます。筋力トレーニングに使用されるのはホエイプロテインで、筋肉と脂肪になりやすいプロテインです。しかし、育毛を目指すなら、「ソイプロテイン」が適しています。ソイプロテインは大豆由来の植物性プロテインです。

ソイプロテインはホエイプロテインほど筋肉に変わりやすいタンパク質ではありません。代わりに、脂肪になりにくいのが特長です。また、ソイプロテインには大豆イソフラボンが多量に含まれています。これはホルモンバランスを整える作用があります。

大豆イソフラボンは女性ホルモンに似ており、男性ホルモン過多による薄毛の対策になりますよ。ホルモンバランスが整うので、薄毛以外でも肌荒れやイライラの軽減にも良いです。もちろん、男性だけでなく女性が飲んでも効果を得られます。

また、ソイプロテインなら筋肉増強時に起こる、肝臓へ負担をかけたり太ってしまうなどの症状が比較的出にくいです。カロリー控えめ、脂肪分低めのソイプロテインを選びましょう

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プロテインと一緒に摂ると良い栄養素

プロテインは栄養不足からくる薄毛に、良質なたんぱく質を届けてくれます。プロテインで育毛を目指すなら、プロテインの効力を高めてくれる栄養素を一緒に摂る必要があります。ソイプロテインの中には、ビタミン類や亜鉛を配合したものもありますよ。

ビタミン類

プロテインの吸収を高めるためにも、一緒にビタミン類を摂取しましょう。ビタミンの中でもビタミンCとビタミンB群が重要です。

ビタミンCアミノ酸の合成や、コラーゲンの合成に使われるビタミンです。コラーゲンは骨格や筋肉を支えるタンパク質で、不足すると筋力はもちろん体力も低下してしまいます。そのため、ビタミンCが不足しないよう定期的な摂取を意識しましょう。ビタミンCは体内で生成されず、食べ物やサプリメントから補う必要があります。

ビタミンB群には、食事から摂取したタンパク質をアミノ酸に分解する働きがあります。ビタミンB群が不足するとタンパク質の分解がうまくいかず、プロテインを摂取しても体内に吸収されない恐れがあります。通常は体内でも合成されていますが、トレーニングなどでビタミンB群を消費する人はビタミンCと一緒に摂取しましょう。

亜鉛

亜鉛が不足すると、摂取したタンパク質から髪を生成することが難しくなります。そのためタンパク質を十分に摂っていても、育毛効果が薄れてしまう可能性があるのです。亜鉛はストレスや生活習慣などでも消費されるため、不足しやすい栄養素です。サプリメントなどで補うと良いでしょう。

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プロテインの飲み方

プロテインは空腹時や夜を中心に飲みます。空腹状態の髪にタンパク質を届け、髪の栄養不足を防ぐのが目的です。基本的には、粉末状のプロテインをコップ1杯の牛乳か水で溶いて飲みます。時間がない時の食事代わりにも使えます。

夕食が足りなかったとき

夜の食事が少なかった場合、食後から就寝前にプロテインを飲みます。寝ている間にタンパク質が体に補給されます。

スプーン1-2杯を「水で溶いて」飲みましょう。胃の負担を軽減するために、牛乳を水に変えます。

食事を抜いた際

スプーン2-3杯分を牛乳で溶いて飲みます。朝ごはんを抜いてしまっった場合や、忙しくて食事を取れなかった時に摂取します。

空腹時

短時間の空腹状態なら問題ありませんが、空腹状態が長く続く時にはプロテインで栄養補給をしましょう。スプーン1-3杯を空腹加減に合わせて飲みます。空腹が続くと後でやけ食いしてしまう、という場合にも有効です。

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