周りに転がるイライラの種。女性も危険な「ストレス」による薄毛

薄毛で悩んでいる方の多くはストレスを抱えています。薄毛やハゲというと、昔は男性を想像しがちでしたが、今は女性でも薄毛に悩む方が増えています。その大きな原因となっているのが、ストレスです。働く女性も、専業主婦も、育児に追われるママも、ストレスを抱えている方が増えています。加齢による薄毛もありますが、最近はストレスからくる薄毛が増えているようです。

どうしてストレスが薄毛の原因となるのでしょうか？薄毛とストレスの関係性、どんな女性が注意しないといけないのかを紹介いたします。また、ストレスを為を為ない方法なども併せてご紹介いたします。

薄毛とストレスの関係性

イライラしているとハゲるとよくいいます。イライラはストレスですよね。ストレスがたまることで、自律神経のバランスが崩れます。交感神経が過剰に働くことで、血管の収縮した状態が続き、血行が悪くなり、栄養が身体全体に行き渡りにくくなってしまいます。髪まで十分な栄養が届かない状態になり、頭皮環境が悪化し、ターンオーバーが正常にできなくなり、毛穴も詰まりやすくなってしまいます。こうなると抜け毛が増えて、薄毛になり安い状態になってしまいます。

薄毛になったことに気付いてしまうと、その薄毛自体がストレスとなり、さらに薄毛を進行させていまいます。薄毛対策も大事ですが、その前に原因となっているストレスを取り除くことから始める必要があります。

こんな女性は要注意

ストレスからくる薄毛に悩む女性が増えていますが、要注意すべき女性はどんな人なのかをご紹介いたします。

１．専業主婦

専業主婦の大変さが話題にのぼることも増えているように、普通に外で働いているよりも労働時間も長く、仕事量も多いといわれています。それに子育てがプラスされると想像してみてください。

子育ては24時間年中無休といわれています。睡眠時間も少なくなり、自分の時間も当然ありません。産後は女性ホルモンが減ってしまうので、抜け毛も増え薄毛になりやすくなっています。外とのつながりがほとんどなく、悩みも一人で抱え込む傾向があるのでストレスもたまりやすくなってしまうので、注意が必要です。

２．月経前症候群

生理前に起こる身体の不調に苦しむ女性がたくさんいらっしゃいます。情緒不安定になりやすい方は、もともと自律神経が弱いのかもしれません。生理前だけでなく、日常的に、いろんな場面でストレスを感じやすい体質である可能性が高いといえるので注意しましょう。

３．長時間労働

最近は社会での女性の活躍が話題になっています。男性と同じように、残業をこなし、長時間のデスクワークや立ちっぱなしの仕事などをこなしています。その分ストレスを溜め込んでいる傾向にあります。また、肩コリなどで悩んでいる方は、頭皮への血流が悪くなってしまいます。

おそらく、この3つのいずれかに、全ての女性があてはまるのではないでしょうか。薄毛は他人事ではありません。自分にも起こり得る症状だということを忘れないでください。

ストレスを溜めない方法

女性の薄毛対策の為のストレスを溜めない方法をいくつかご紹介いたします。

１．食生活

忙しいとついつい基本の３食が、朝食を抜くのが当たり前になり、夜も遅い時間に食事を摂るようになっているのではないでしょうか。偏った食生活だったり、ストレスによる過食は、髪や頭皮にとってよくありません。偏った食生活は、血管の老化が促進され、栄養がしっかりと届かなくなり、抜け毛も増え薄毛になってしまいます。

髪の良いとされるタンパク質、成長促進効果が期待できる亜鉛などを積極的に摂るようにしましょう。

２．運動

適度な運動は、ストレスに対して強い身体を作ってくれます。肩コリで悩んでいる方も、毎日肩コリ解消運動を少しの合間をみつけて行うだけでも効果があります。ラジオ体操を毎日行うことで、肩コリ予防と解消することができます。ネットなどで、ラジオ体操の正しいやり方などが紹介されています。毎朝少しだけ早起きして、ラジオ体操をしてみるのも良いでしょう。

一番おすすめなのは、有酸素運動であるウォーキングです。お休みの日限定でもいいので、天気の良い時は、20分程度歩くというのを習慣づけましょう。ストレス解消と運動不足解消に効果があります。ただし、運動がストレスとならないように、自分の身体と心に無理のない範囲で続けるようにしてください。