女性も要チェック！毛根の「白い塊」でわかる薄毛のサイン

抜け毛や、白髪などを抜いた時に、毛根部分に白い塊がついているのをみたことがありませんか？毛穴の汚れがくっついてきたと思われるからもいるかもしれません。また、この白い塊が毛根で、もう、その部分は髪の毛が生えてこなくなるから、これが繰り返されると薄毛になるというウワサもあります。それが本当だとしたら怖くなりますね。

この毛根の白い塊が一体なんなのか、毛根には髪の毛の健康状態が現れているといいますので、この白い塊が意味するのは一体何のでしょうか？白い固まりが薄毛のサインなのか、正常な毛根や薄毛が近い毛根はどんな状態なのかなどをご紹介いたします。

毛根には髪の毛の健康状態が現れている

毛根は今現在の髪の毛の健康状態が現れます。抜け毛などの毛根が白い場合は、、健康な証拠なのです。皆さんは、毛根は黒いと思われているようですが、髪が成長しきってしまうと、色素は毛先に吸収されて、根元は真っ白になるものなんです。

これらのことから、毛根部分に白いのは、薄毛のサインではなく、その髪の毛は健康ですという証なのです。ということは、毛根が黒いと、成長途中のものが抜けてしまっているということなので、注意する必要があります。

季節の変わり目などに、抜け毛が多くて、しかも毛根部分が白いと、薄毛のサインではないかと不安になる方がいるでしょう。ですが、それは髪の毛が生え替るサイクルである可能性が高いので、あまり気にしなくてもいいでしょう。

ただ、今回のように、白い塊が付いている時は少し違ってきます。この塊は2種類に分けられます。

１．毛根鞘

毛根を支えているものです。髪の毛の外側を保護して支えているもので、半透明のものです。これが抜けても心配することはありません。

２．皮脂汚れ

白い塊がくっついているのは、皮脂汚れであることが考えられます。頭皮の皮脂分泌が過剰になっているということをあらわしていると言えます。過剰な皮脂分泌は、毛穴の詰まりの原因になり、発毛の妨げになってしまいます。菌も繁殖しやすい環境になっているので、フケも増えてしまいやすく、薄毛の原因となってしまいます。

白い塊が大きければ大きい程、皮脂分泌は過剰になっているということになります。

正常な毛根

抜け毛の毛根部分をみてみると、髪の異常を見分けることができます。正常な毛根なら、半透明又は透明な色で、マッチ棒みたいな形をしていて、毛根の根元部分がふっくらとマッチ棒の先のようになっています。

これに対して、毛根部分が先細りしていて、まるで尻尾がついている状態になっているものは、異常をあらわしています。

一度自分の抜け毛を見つけたら、毛根部分をチェックしてみてください。マッチ棒やめん棒の先のように、ふっくらとしていて半透明や透明な色をしていれば、それは正常なので、問題ありません。

薄毛が近い毛根

先ほどは正常な毛根をご紹介いたしましたが、それとは逆で薄毛が近いことをあらわしている毛根もあります。抜け毛の毛根部分が黒い場合は、ストレスなどが原因で血行が悪くなっているということです。これを放置しておくと、抜け毛が増えて薄毛になってしまいます。

髪を作る必須栄養素の亜鉛は、ストレスによって大量に消費されてしまいます。ストレスがたまるということは、髪にしっかりと栄養が行き届かなくなるということになってしまいます。栄養不足の髪はどんどん抜け毛として失われていき、薄毛になってしまいます。毛根が黒いことに気付いたら、それは薄毛のサインなので、早急にストレスを解消する為の対策をとることをおすすめします。

またこの他にも、次のような状態の毛根も薄毛のサインといえるので注意してください。

・毛根に尻尾みたいなものがついている
・毛根がない（円形脱毛症の可能性あり）
・毛根がふくらんでいない

抜け毛が多くて不安になった時は、抜け毛の毛根部分をチェックするようにしてください。ここであげたような毛根の場合は、早急に対処するようにして、薄毛予防や対策をとるようにしましょう。