頭に触るとフケがポロポロと落ち、気づくと肩が真っ白に…なんて経験はありませんか?そんな恥ずかしいフケ、タイプ別に対策することで改善することができるのです。
今回は、3種類あるフケの原因とタイプ別対策法について詳しくご紹介していきますので、タイプを見極め、参考にしてみて下さいね。
タイプ別フケの原因
まずは、フケの種類からご紹介していきたいと思います。「乾性フケ」「脂性フケ」「炎症性フケ」これら3つのうち、どのタイプに当てはまるのか、1つ1つ特徴を見ていきましょう。
1.乾性フケ
乾性フケタイプの特徴は、頭皮が乾燥していることです。頭皮も肌と同じように、乾燥すると粉をふいたような状態になります。その状態の肌は、ささいな刺激を与えるだけで、表面の皮ふがぽろぽろとはがれ落ちてきます。頭皮の場合は、これがフケになるのです。原因は、シャンプーのしすぎや洗い過ぎ、季節などが関係しています。
2.脂性フケ
脂性フケの特徴は、乾性フケとは異なり、皮脂が過剰に分泌してしまっている状態になります。脂性フケの恐ろしいところは、放置し悪化させてしまうことで、脂漏性皮ふ炎などの、皮ふ炎を引き起こす可能性があるところです。皮脂に触れると脂っぽい感じがする方は、脂性フケの可能性が高いでしょう。
皮脂の過剰分泌の原因となるのは、意外にも食生活が深く関係しています。脂っこい揚げ物やスナック菓子、ファストフードなどを頻繁に食べているという方は、注意が必要です。
3.炎症性フケ
炎症性フケは、アレルギーなどの症状の1つでもありますが、頭皮に強い刺激を与えすぎてしまうことにより引き起こされます。
炎症性フケの特徴としては、かさぶたなどが出来てしまったり、赤みや痛みが生じるところです。炎症性フケの原因には、シャンプーやカラー剤などが関係している可能性があるため、炎症が起きるきっかけとなったものは何か、思い当たるものがあれば控えるようにして下さい。
タイプ別フケの対策
それでは、タイプ別フケの対策についてご紹介していきましょう。
1.乾性フケの対策法
乾性フケは、頭皮の乾燥を改善してあげることが大切です。シャンプーは1日1回、天然成分が豊富で保湿性の高いものを選ぶようにすると良いでしょう。
また、乾性フケの場合は、フケを取り除こうと強く擦ってしまうことで、悪化させてしまうことがあります。必ず頭皮は優しく指の腹で洗うこと、力を入れすぎないことをポイントに洗うようにしましょう。翌日になっても頭皮が乾燥している場合は、1日だけシャンプーをやめ、お湯洗いで済ませるようにしてみて下さい。
2.脂性フケの対策法
脂性フケの対策法としては、食生活を改善することと、シャンプーを正しく行うことが改善のポイントとなります。
食生活については、脂っこい食事は控え、薄味の和食などを中心に、野菜をたくさん取り入れましょう。特にアルコールを毎日飲むという方は、脂質の代謝を妨げてしまっているので、飲まない休肝日を作るなどして、メリハリを作るようにしましょう。
シャンプーについては、毛穴の汚れを浮かせることがポイントとなります。毛穴の奥の汚れが浮き出すよう、入浴の際は、必ずゆっくり湯船につかり汗と一緒に毛穴汚れを浮き上がらせてから洗うようにして下さい。また、シャンプー前のブラッシング、1分程度の予洗いを行うようにすることも効果的です。
3.炎症性フケの対策法
炎症性フケの対策法としては、炎症を沈静化することが大切です。まずは炎症が起こっている箇所に、頭皮の炎症を抑える薬を塗り込みましょう。
薬の効果を高めるためには、頭皮の乾燥を防ぐことと、汚れをきちんと落とすことが大切です。正しいシャンプーを行い、汚れをきちんと落としたら、頭皮の保護クリームやオイルなどと一緒に炎症を抑える薬を塗ると効果的でしょう。
子供のフケ対策
お子様のフケでお悩みの方も多いと思いますが、子供の成長期は、大人よりもたくさん皮脂が分泌されているのです。そのため、脂性フケが出やすくなる傾向にあります。
対策としては、親がきちんと洗ってあげることが大切です。シャンプーのやり方についても、洗ってあげながら教えてあげることで、正しいやり方できちんと洗うことができるようになるでしょう。好き嫌いが多いのが子供といいますが、あまり脂っこいものばかりを食べさせると、フケの原因になりますので注意して下さいね。
生活習慣の見直しでフケ予防
脂性フケの原因と同じように、食生活の乱れはフケの原因になるとともに、生活習慣の乱れもフケの原因を作り出してしまうのです。
生活習慣を整えることは、良質な睡眠をとり、毎日規則正しい生活を送ることになります。そうすることで、新陳代謝は活発になり、脂質の代謝を促してくれます。体に余分な老廃物を溜め込まないように心がけることが、フケ予防につながります。バランスの良い食事を心掛けるだけでなく、頭皮のためにも規則正しい生活を心掛けていきましょう。