顔がテカって恥ずかしい「脂性肌」を治すスキンケアの3つのコツ

顔がいつもテカテカとしている脂性肌に悩んでいませんか。脂性肌は原因をしっかりつきとめて、正しいスキンケアを行うことで改善できます。

「脂性肌（オイリー肌）」とは？

正常な肌は、皮脂や汗による分泌物が皮脂膜となって肌の表面を覆い、肌を刺激から守ったり、水分が蒸発するのを防ぐ役目をしています。

ところが生まれつき皮脂量が多い場合や、生活習慣の乱れ、ストレスなどから男性ホルモンの分泌が活発になると皮脂の分泌も多くなり、顔が脂性肌の状態に変化してしまいます。脂性肌はニキビや肌トラブルのもとにもなるので、正しいお手入れが必須です。

脂性肌の原因は遺伝により元々皮脂が多い場合の他、普段スキンケアが正しく行われていないことが引き金になっているケースがあります。

皮脂を洗い流したい一心で1日に何度も洗顔する人がいます。それによって顔の水分が失われてしまい乾燥へ導くので、潤いを補おうと皮脂が活発に分泌されるようになります。

脂性肌は皮脂がたっぷりあるので保湿は不要と思っている方が多くいますが、これは間違いで、脂性肌でも保湿は必要。脂性肌の方でも、水分量が不足しているオイリードライスキンの方が結構います。肌の水分量が少ないと余計に皮脂が目立ってしまうことになるので、保湿を心がけることが大切です。

鼻のまわりにできやすい黒いブツブツ。これは角栓と呼ばれていて、毛穴に過剰に分泌した皮脂と古い角質が混ざったことで起きている状態です。鼻は皮脂が出やすいので特によく目立ちます。

脂性肌の人に一番多い悩みがニキビ。ニキビは毛穴の中に皮脂がつまり、細菌が繁殖してしまうことで発生するものです。皮脂分泌が多い脂性肌は常に毛穴が詰まりやすい状態となっているためニキビができやすくなります。

皮脂が多く分泌されるため、脂性肌の人の毛穴は大きく開いていきます。毛穴が大きいと老廃物やゴミなどがたまりやすくなる上、メイクをしたときにも目立ちやすくなります。

脂性肌は正しいスキンケアを続けることで少しずつ改善されていきます。守っていただきたいポイントをご紹介します。

洗顔をするときに皮脂を落としたいあまりに、ゴシゴシとこすっていませんか？スクラブ入りの洗顔料や刺激のあるスポンジなどを使って顔に圧をかけて洗っていると、肌を傷める要因になります。肌に負担をかけないためにも、皮脂を落としすぎないためにも、1日1回手で優しく洗ってください。

洗顔料を多めに使うとよく皮脂が落ちると考えて実践しがちですが、必ず適量を守ってください。必要以上に多く使うと皮脂を摂り過ぎることにより、余計に皮脂の働きを活発にする可能性があります。

また洗顔後の乳液やクリームは、肌の水分を保護し、潤いを補うために使うものなので、脂性肌の方は乾燥する部分にポイントで使うと良いでしょう。

皮脂が多い肌は本来の機能が保たれていないので、水分が少なくバリア機能が低下しています。ファンデーションなど肌の上にのせる化粧品に関しては、保湿力が高く、水分を逃さない被膜力のあるタイプのものを選ぶとよいです。

身体の中を健康に保つことは美しい素肌への近道。生活習慣の乱れを直すことで、脂性肌も少しずつ改善されます。

揚げ物などの外食やファーストフード、市販の菓子はカロリーや脂質が高いので、続けて食べると皮脂は分泌されやすくなります。外食はたまの楽しみにして、なるべく野菜中心のお家ご飯を心がけてください。飲酒や喫煙も控えめにするとさらに効果的です。

ストレスや疲れすぎなどにより不眠になると、交感神経が活発になり、皮脂を促す男性ホルモンが多量に分泌されることに。睡眠が不足すると、肌のターンオーバーを妨げる原因にもなるため、ストレスをためない工夫をしながら質の良い睡眠をとるよう心がけてください。

軽いストレッチやヨガ、ウォーキングなどをするとじわじわと汗が出てきます。その後にお風呂でゆっくりお湯につかれば新陳代謝がよくなり、身体も心もリラックスできます。そうすることで副交感神経が働き男性ホルモンを抑制するので、皮脂の分泌も抑えることができます。

脂性肌を改善するためには今までのスキンケア方法を見直すこと、そして生活習慣を整えることがポイントです。肌テカりに悩んでいた方は、正しい方法を実践して脂性肌の改善に役立ててくださいね。