頭皮は清潔に、髪を美しく保つために心掛けていても、フケや抜け毛などのトラブルが起きたなら、その頭皮ケアが間違いである可能性があります。
そこで今回は、健やかな髪を保つために改善すべきな、間違った頭皮ケアについてお話していきたいと思います。
頭皮トラブル発生!どうする?
急にフケがぽろぽろと出るようになることはありませんか?毎日きちんとシャンプーしているのに…と、より念入りに洗髪する方法をとってしまいがちですが、それは間違った頭皮ケアなのです。
頭皮は、やりすぎたケアや、間違ったケアを行うことにより、トラブルを引き起こしてしまいます。しかし、その間違った頭皮ケアに気付かないで続けてしまうことで、頭皮環境を悪化させ、薄毛の原因をも引き起こしてしまうのです。
あなたの頭皮ケアは間違っていないかどうか、さっそく確認していきましょう。
洗浄力が強いシャンプー
フケや抜け毛の量が増えると、シャンプーで頭皮を清潔に保たなくては!と、さっぱりするようなシャンプーを選びがちですよね。しかし、それでは頭皮の乾燥をまねいてしまう恐れがあるのです。
皮脂は頭皮を守る存在
頭皮には、適度な皮脂が必要です。頭皮だけでなく、肌もそうですが、適度な皮脂は、皮ふを保護してくれる役割を担っているからです。特に、フケを予防するためには、皮脂は欠かせない存在です。それなのに、皮脂を取り除くような洗浄力の強いシャンプーを使用してしまうと、どうなってしまうのか、想像ができますよね。
必要な皮脂まで取り除かれ、頭皮を保護してくれるバリア機能がなくなってしまうと、炎症を引き起こしたり、フケが発生してしまいます。また、洗髪するときは、フケを落とすためにゴシゴシと洗うのではなく、優しく洗うようにすることで、頭皮への負担を軽減することもできるのです。
濡れた状態の頭皮をマッサージ
頭皮マッサージを行うことは、頭皮の血行を促進し、頭皮環境を整える効果があります。しかし、濡れた頭皮をマッサージすることはNGです。
濡れた頭皮の状態とは?
濡れた頭皮の状態は、私たちが考えている以上にデリケートなのです。その状態の皮ふをゴシゴシ擦ったり、指で強く押さえることにより、頭皮はダメージを受けてしまいます。ダメージを受けた頭皮は、刺激に敏感になり、フケを発生しやすくなってしまうのです。
また、頭皮だけでなく、髪の毛も乾いている状態で行うのが理想です。そのため、頭皮マッサージは、入浴前がベターです。指の腹で軽く押さえたり、頭皮を動かだけでも、マッサージ効果は十分得ることが出来ます。
頭皮マッサージのやり方
1.まず、両手の指の腹を頭皮に当て、頭頂部から下の方へ、優しく指圧していきましょう。爪をたてないこと・力を入れすぎないこと・長時間押さえないことがポイントです。
2.次に、手のひらを使って、頭を両側から軽く挟むようにします。
3.その状態で、頭から手が離れないよう、ゆっくり頭皮を動かしていきましょう。円を描くように、気持ち良いと感じる程度の強さで行って下さい。
4.このマッサージを3分~5分程度続けましょう。これ以上の時間行うと、頭皮に負担を与えてしまいかねないので、注意して下さいね。
優しく行うこと・長時間続けないこと・爪をたてないこと、これらに気をつけながら行うようにしましょう。
必要以上のブラッシング
ブラッシングは、髪についたホコリなどを取り除く効果があるため、シャンプーの前や、髪を整えるために行っている方も多いと思います。しかし、フケなどのトラブルが起こっている場合は、NGです。
フケが出ている状態の頭皮は乾燥しています。その頭皮をブラシで強くこすれば、皮ふがはがれ、フケを余計に発生させてしまうのです。必要以上のブラッシングは、角質層へダメージを与えることになってしまうため、フケの発生原因を作ってしまうこともあります。
ブラッシングは、基本的には髪の毛のホコリをとる、髪を整えるということです。頭皮をゴシゴシとこするようなブラッシングは控えるようにしましょう。
偏った食生活
間違った頭皮ケアと同じく、頭皮トラブルのもととなるのが、偏った食生活です。海藻類は髪に良いとされていますが、そればかり食べていても、頭皮トラブルは改善しません。また、薄毛予防になるといわけでもありません。
食事は、頭皮に栄養を運ぶためにとても大切です。野菜やお肉、お魚や大豆など、バランスのよい食事を心掛けることが薄毛予防には一番大切なことであるといえるでしょう。髪に良いといわれている食べ物ばかりを食べるのではなく、色々な食材をバランスよく摂取し、サプリメントだけに頼らないことも大切です。
美しい髪を手に入れるためには、頭皮環境を整えることが必要です。間違った頭皮ケアを改善し、食生活を整え、年齢を重ねても美しい髪を保てるよう、日々努力しましょう。