近年、男性だけではなく女性にも薄毛で悩む方が増えています。その中でも、最近おでこが広くなってきたかも?と感じている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、生え際が後退し、おでこが広くなる原因と改善方法について詳しくご紹介していきたいと思います。
生え際から後退する理由
生え際から後退し、おでこが広くなってしまう理由には、これら3つの原因が考えられます。
1.けん引性脱毛症
けん引性脱毛症とは、髪を常に引っ張るような髪型をしていることで、毛根に負担を与えることが原因の脱毛症です。
ポニーテールやお団子、編み込みなどのヘアスタイルは、毛根にかなりの負担を与えています。もちろん、短時間であれば問題ないのですが、長時間いつも同じヘアスタイルを続けていると、抜け毛が多くなってしまい、生え際から薄毛になってしまうことがあるのです。
けん引性脱毛症の特徴としては、年齢に関係なく引き起こされるということです。若いからといって、あまり毛根に負担を与えるようなヘアスタイルを長期間行うことは控えましょう。
2.眼精疲労
一見、薄毛とは関係ないように思える眼精疲労ですが、目の疲れは髪の育成に大きく関係しているのです。これは、目の周辺の筋肉にコリが生じることが原因です。
目の周辺の筋肉のコリは、スマホやパソコンを長時間使用することで引き起こされることが多くなっています。目のコリは、頭皮を硬くさせ、頭皮の血行を妨げてしまうのです。特に、目と近い位置にある生え際は、影響を受けやすいため、眼精疲労が原因で生え際が薄くなることは十分に考えられます。
3.びまん性脱毛症
生え際だけでなく、髪全体が薄くなる脱毛症のことを、びまん性脱毛症といいます。これは、女性ホルモンの減少が関係しているといわれているため、年齢とともに減少する女性ホルモンを活発にすることが必要となります。
女性ホルモンのバランスを良くすることは、髪を健やかに保つだけでなく、頭皮環境を整える効果もあります。生え際だけでなく、抜け毛が気になってきたという方は、びまん性脱毛症を疑いましょう。
ホルモンバランスを整えて後退を食い止める
それでは、生え際の薄毛を改善する方法の1つ「ホルモンバランスを整える」についてご紹介していきたいと思います。
ホルモンバランスは、加齢によって乱れがちになりやすく、バランスが崩れることで、薄毛の原因にもなります。ホルモンバランスを整えるためには、これらを心掛けることが大切です。
・ストレスを発散する
・大豆中心のバランスの良い食事を摂る
・良質な睡眠を心掛ける
・無理なダイエットはやめる
・運動習慣を身につける
女性ホルモンを整えるためには、生活習慣の改善と食生活、ストレスを適度に発散させることの他に、無理なダイエットを行わないことが大切です。もちろん、肥満気味の場合は、有酸素運動などを取り入れ、健康的なダイエットを行うことも必要です。自分の体のバランスを整わせることをポイントにしていきましょう。
シャンプーを変えて後退を食い止める
シャンプーは、洗浄力の強いものから、オーガニックで頭皮に優しいものまでさまざまです。薄毛だけでなく、抜け毛で悩んでいる方は、シャンプーを変えてみましょう。
洗浄力が強すぎるシャンプーは、必要な皮脂まで取り除き、頭皮環境を悪化させてしまう恐れがあります。頭皮環境が悪化すると、髪の毛が育たなくなるだけでなく、新しい髪の毛が生やすことも難しくなってしまいます。アミノ酸配合のシャンプーや、天然成分で作られているオーガニックのものなら、頭皮に強い刺激を与えることがありません。
生え際だけでなく、シャンプーによる刺激が強すぎると、毛根にまでダメージを与えてしまう場合があるため、シャンプーを変えることから始めてみるのもおすすめですよ。
毛穴汚れを落として後退を食い止める
女性の場合、毎日のお化粧でファンデーションを塗る方がほとんどだと思いますが、そのファンデーションをキレイに落とし切れていないことが原因で、薄毛になる可能性もあります。特に、生え際は、ファンデーションが毛穴に付着しやすい場所です。メイクを落とすときは、生え際ぎりぎりまでしっかり落とすようにしましょう。
もちろん、シャンプーや洗顔の時も同様に、洗い残しのないようにすすぐことが大切です。洗い残しは、毛穴に刺激を与え、抜け毛や薄毛の原因を引き起こしてしまいます。お風呂を上がる前に、生え際や耳の裏側など、洗い残しを起こしやすい場所に泡が残っていないか、確認することが効果的ですよ。
おでこが広くなると、顔のサイズまで大きく見えてしまいます。生活習慣やストレス以外にも、原因を突き止め、改善していくことで防ぐことができるので、ヘアスタイルなどで心当たりがある方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。