見た目はスッキリとした感じでスレンダーにみえるのに、脱いだらお腹だけがぽっこりしている、というお悩みをお持ちの女性は多いです。お腹だけがぽこんとしているので、幼児体型のようにも見えてしまいます。服を着ていたらわからないとはいえ、なんとかしたいですよね。
お腹だけぽっこりしてしまうのはどうしてなのでしょうか。その原因を調べましたのでご紹介いたします。また、それを解消する運動や生活習慣なども併せてご紹介いたします。
お腹ぽっこりの原因は?
筋力の低下によるもの
お腹の周囲の筋力が低下すると、内臓を支えられなくなり下がってしまいます。そのせいでお腹がぽっこりしたようになってしまいます。このぽっこりさんを内臓下垂型と呼んでいます。
筋力の低下によって、脂肪もつきやすくなってしまうので、ぽっこりお腹はますます育ってしまうことになります。
皮下脂肪の付きすぎによるもの
そもそも男性と比較すると、女性はお腹周りに皮下脂肪が付きやすくなっています。カロリーオーバーによって皮下脂肪はどんどんついていきます。皮下脂肪は内臓を守るクッションの役目もはたしているので、元からお腹は脂肪が付きやすい部位でもあります。
加齢とともに基礎代謝が落ちるので、何もしないとお腹周りにどんどん脂肪がついていってお腹だけがぽっこりとしてしまいます。
便秘によるもの
便秘気味の方は自覚されているはずです。ぽっこりでた部分を触ると硬いですよね。便秘になると、便がたまるだけでなく、ガスも溜まりやすくなるので、お腹がぽっこりと張ったようになってしまいます。
姿勢の悪さによるもの
背中が猫のように丸くなる猫背の姿勢をとっていると、お腹周りの筋肉がゆるみ、その緩んだ筋肉をカバーするように脂肪がどんどんたまっていってしまいます。
何らかの疾患
お腹ぽっこりさんの場合、婦人科系の疾患が考えられます。
・子宮がん
・子宮内膜症
・子宮筋腫
・卵巣がん
・卵巣のう腫
などの可能性もあります。婦人科系の疾患が原因である場合、不正出血や腹痛などを伴う事もあります。
その他にも、大腸がんや肝硬変などの病気も考えられます。
お腹ぽっこりを解消する運動
足を上げ下げエクササイズ
1.床に座り、両肘をつき、上体を支えます。
2.両足を揃えて真っすぐに伸ばしたまま、上下させます。
1日20回を目標にして行って下さい。
ドローインエクササイズ
1.仰向けに寝て両膝を立てます。
2.お腹に両手をあて、おへそ周辺の筋肉に力を入れながら凹ませます。
3.その状態のまま腹式呼吸を30秒ほど行います。
これを1日5回行うようにしましょう。
後ろ倒し腹筋
1.両膝を立てて座り、両手は真っすぐ前に伸ばします。
2.ゆっくりと体を後ろに倒していきます。息を吐きながら腹筋を意識し、床に肩がつく手前まで3秒程度かけて降ろします。
3.ゆっくりと3秒ほどかけて上体を元に戻します。
1セット5回を2セット行います。慣れてきたら1セット辺りの回数を10回程度まで増やせるようにしましょう。
クランチエクササイズ
1.仰向けに寝て両手は頭に添え、足は膝を直角に曲げてあげます。
2.上体を反動をつけないようにして床から肩が上がる程度におこします。
かなり最初はきついですが、毎日行っても問題ありません。1セット10回を目標にして、1日2セット行いましょう。慣れてきたらセット数を増やすのもOKです。
お腹ぽっこりを解消する生活習慣
適度な運動
お腹周りの筋力の低下はお腹をぽっこりさせてしまいます。まずは先に紹介した運動などを習慣化させるようにしましょう。「ドローイン」は、座っていても立っていてもできるので、通勤途中の電車の中や、仕事中などに意識して行うことをおすすめします。
姿勢は正しく
猫背は、お腹の筋肉を緩めてしまいます。片方の足に重心をかけたり、足を組んだりすると、骨盤が歪んでしまいます。日頃から意識して正しい姿勢を心がけるようにしましょう。
体を温める
体が冷えると内臓も冷えてしまいます。代謝もダウンし太りやすくなってしまいます。内臓を温めるには、温かいものを飲むようにするのが効果的です。冷えた部分に脂肪は付きやすいので、お腹周りは意識して温めるようにしましょう。
朝はトイレに行く
便秘になるのは、排便習慣が身についていないことも原因です。我慢癖がつくと、便秘から病気を引き起こすことも。朝起きたら、まずはコップ一杯の白湯を飲んで、しばらくしてトイレに行くという習慣づけをしましょう。体のリズムが整えば、便秘も改善できます。
食生活の見直し
カロリーの過剰摂取はNGです。薄味にするようにして、野菜をたくさん摂るようにしましょう。栄養バランスが整うような食生活を意識することも大切です。
質の良い十分な睡眠をとる
忙しくてついつい睡眠時間が不足しがちな方が多いです。自律神経バランスがくずれ、腸の運動がわるくなって、便秘につながります。寝ている間も脂肪を減らすには、しっかりと質のよい睡眠をとることが大切です。
ストレスはためない
ストレスも自律神経のバランスが乱れてしまう要因の一つです。自分なりのストレス解消法をしっかりとみつけて、溜め込まないようにしましょう。
お腹ぽっこりを解消して本当のスレンダーな体になろう!
お腹ぽっこりさんになってしまうのは、日頃の姿勢や習慣などの中に原因があります。意識して運動したり、生活習慣を見直すことで、確実にお腹ぽっこりは解消することができます。
「服を脱いだらお腹ぽっこり」ではなく、「服を脱いでもスレンダー美人」を目指して、さっそく今日から実践してみてくださいね。